[11月10日(水)14:45〜15:20]

講演
GIS データのリアルタイム更新に向けて
土居原 健氏

アジア航測株式会社 総合研究所 研究部 部長

概要
地域社会の情報基盤となるデジタルマップ(DM)は常に現実世界を反映していること、すなわち情報鮮度が問われる。GISデータの「メンテナンス」は必要不可欠であり、データ構築の当初から更新システムをプラニングしておくのが望ましい。
 これまでに構築されたGISデータの多くは2次元であったが、平成13年4月の砂防新法の施行後、本格的な3次元DMが生産されはじめると、生産途中にある3次元データの保存しておくことが、データ更新時には都合が良いことに気がつく。それには、デジタルステレオ図化機をはじめとして、デジタル航空カメラ、航空レーザ、GPS/IMU(GPSと慣性測定装置による直接定位システム)、GPS電子基準点網の整備など、デジタル写真測量技術と高精度電子技術が実用になったという背景がある。
 航空写真測量によるデータ更新に関して言うなら、デジタル機器と電子機器の導入は、現地測量作業、撮影と写真処理、空中三角測量の工程を一変させる。これらを活用すればDMを現実世界の今に近づける工期短縮が図られるのではないか。
 そこで、基盤地図の構築サイドから、デジタル機器と電子機器を活用したリアタイム更新へ向けたマッピングについて考察する。また、既存の2次元データの3次元化法や新旧ステレオ画像の照合によるデジタル予察など、研究の一端も紹介する。
プロフィール
1978年3月アジア航測(株)入社。リモートセンシングおよび画像/レーザ計測技術の開発業務に従事。
1992年10月より総合研究所勤務、現在に至る。時空間情報処理に関する研究、デジタルステレオ図化機「図化名人」開発の責任者。
博士(工学)、技術士(応用理学)