川口市はこんな街
川口の歴史は古く、人が住みはじめたのは今からおよそ2万年も前のこととされています。
江戸時代には数々の産業が振興。特に鋳物産業と植木・苗木の栽培は発展し、飛躍的発展をとげた鋳物産業によって「鋳物の街川口」の名は全国に知られるようになったのです。
その後、住宅都市化が進み、今日の川口市の姿となっています。JR川口駅や埼玉高速鉄道・川口元郷駅のある中心エリアには高層マンションが林立し、東京都と通勤・通学の行き来もとりわけ多くなっています。
安行地区は植木栽培が盛んで、植木園や植物に関係する施設が多いエリアです。その隣にある戸塚地区は相次ぐ区画整理で整った市街地となっており、ここにある埼玉高速鉄道・東川口駅はJR武蔵野線と埼玉高速鉄道の乗換駅で交通の便のいいところ。
地区を縦断するけやき通りも有名です。そのほかにも、JR西川口駅や蕨駅周辺の市街地や、緑の多い神根地区、施設としては川口オートレース場やイオンモール川口など、さまざまな要素をもつ地区から成り立っています。
川口市の住みやすさポイント
東京と隣接する川口市は、JR京浜東北線・武蔵野線、埼玉高速鉄道が乗り入れており、東京まで30分弱、新宿まで約25分と、東京のアクセスのよさは抜群です。
加えて、JR武蔵野線では千葉方面や神奈川方面への移動が容易で、埼玉高速鉄道は東京メトロ南北線直通で神奈川県・横浜の日吉駅まで乗り換えなしでアクセスできます。そうした地の利から東京でのショッピングももちろん楽しめますが、川口駅前には商業施設が充実。
東側にはそごうやかわぐちキャスティ、西側にはララガーデン、北側にはアリオといった大型百貨店やショッピングモールが立ち並びます。日常の買い物をするスーパーも数多く軒を連ねており、この辺りで普段の生活で不便に感じることはないでしょう。
そして、川口市の大きな魅力となっているのが、子育て支援が充実している点です。川口市は、国の子育て支援総合推進モデル指定都市でもあります。
そのため、子育て支援の施策や子どもの居場所となるような関連施設の設置に非常に熱心に取り組んでいるのです。財政面でも豊かで、行政サービスの質が高いというのも高評価です。
川口市の評判
実際に住む人からの評判は、東京へのアクセスのよさや、商業施設の充実、子どもが遊ぶ場所の多さなど、多くのいい点が挙げられています。JRに加えて埼玉高速鉄道も整備され、移動も便利になり、生活環境を改善する再開発も期待されています。
反面、大きな駅から少し離れると買い物や交通機関の利用が不便という声も聞かれ、一部エリアでは外国人の居住が多く繁華街という特性も相まって不安視する向きもあります。
しかし、川口市は人口密度の高い地域でありながら、犯罪発生率や交通事故発生率が突出して高いわけではなく、治安は比較的よく住みやすい街といえます。
川口市は東京以外で都心へのアクセスの利便性が高いエリアをお探しの方におすすめ
「東京に住みたいけれど家賃が高い」と考えている方や、あまりにも騒々しい都会には住みたくないけれど都心へのアクセスがいいところが希望といった方に、川口市はおすすめのエリアです。
川口駅周辺には高層マンションも多く建ち、街もきれいに整備されており、休日も落ち着いて過ごせるでしょう。
川口市の中古マンション相場
東京と隣接する川口市には、JR京浜東北線・武蔵野線、埼玉高速鉄道が乗り入れており、東京への往来も盛んです。JR武蔵野線を使えば千葉方面や神奈川方面への移動も容易ですし、埼玉高速鉄道では東京メトロ南北線直通で神奈川・横浜方面へ乗り換えなしでアクセス可能です。
主要駅であるJR川口駅や埼玉高速鉄道・川口元郷駅の近辺には高層マンションが林立していますが、中古マンションの価格相場を見てみると、物件全体で2524.52万円、1R~1Kの物件で989.71万円、1DK~2DKの物件で1770.19万円、2LDK~3DKの物件で2214.87万円、3LDK~4DKの物件で2791.91万円、4LDK以上の物件では3014.42万円です(不動産情報サイト「アットホーム」川口市の価格相場から中古マンションの物件を探す【アットホーム】|マンション購入の情報のデータより、2017年12月8日時点)。
川口市のショッピングスポット
川口市はその地の利から東京でのショッピングも楽しみやすいですが、市内にも川口駅周辺を中心に商業施設が充実しています。川口駅の西側、バスで6分ほどのところにあるのはララガーデン川口です。ユニクロからアカチャンホンポまで幅広いバリエーションのそろうララガーデン川口は、子どもを連れたファミリーからも人気。フードコートも赤ちゃんや小さな子どもが過ごしやすい空間に設計されており、子育て支援が充実する川口市にマッチした商業施設となっています。
川口駅の北側、徒歩約10分の距離にあるアリオ川口は、映画館も併設されたショッピングモールです。こちらも赤ちゃんや子ども向けのショップが入っているほか、すぐ外には公園も広がっており、子どもからお年寄りまで過ごせる憩いの場として親しまれています。川口駅の東側には、バラエティ豊かな店舗をとりそろえるショッピングセンター・かわぐちキャスティや、老舗百貨店でグルメスポットも充実しているそごう川口店があります。
JR蕨駅からバスで約5分のイオンモール川口前川も、生活雑貨からファッションアイテムまで品揃え豊富で、ショッピングを楽しむ若者から家族連れまで、常に賑わっていると評判です。駅からはイオンモールに向かうバスが出ているほか、2400台の駐車場も完備で、アクセスもしやすくなっています。
川口市周辺の休日を過ごせるスポット
植木や鋳物など数々の産業が発展してきた川口市には、休日を満喫するスポットも豊富です。川口市立グリーンセンターは川口市の運営する植物公園で多種多様な植物があり、四季折々さまざまな緑花の見頃を鑑賞することができます。お子さん向けの遊具やミニSLが走る広場があるというのも、子育て世帯にはうれしいところでしょう。
川口市立科学館では、科学展示室、プラネタリウム、天文台といった施設が備わり、その名にふさわしく科学の原理をさまざまな角度から体験することができます。プラネタリウムで美しい星空を堪能するのは、子どもだけでなく大人も穏やかな休日を過ごすのにぴったり。川口市立アートギャラリー・アトリアはアリオ川口の目の前にあり、落ち着いた雰囲気のなかで美術に接することができます。
川口市周辺の大きな公園
散策や運動など、いろいろな楽しみ方ができる公園があるのは、住む地域を考えるうえでありがたいポイントでしょう。川口市荒川運動公園には、ドッグランとバーベキュー広場があります。ドッグランは日の出から日没まで無料で利用可能で、バーベキュー広場は機材や消耗品などが用意されているなど、楽しみやすい配慮がなされています。
川口自然公園は湿地の自然を残した公園で、周囲には雑木林などの自然が豊かに残っています。そのため、公園の中にはカブトムシやクワガタをはじめ、ホタルやタヌキ、絶滅が心配されるメダカといった生き物が姿を見せています。
おわりに
東京へのアクセスもよく、商業施設も充実する川口市は、住む方からの評判も上々です。さらに、子育て支援が充実しているという点も川口市の大きな魅力です。そうした利便性を備えながらも、東京23区に比べて手の届きやすい物件価格の川口市は、住まいを構える方からも引き続き注目を集めています。