いよいよ引越し! 中古一戸建てへの引越し前と後にやっておくべき5つのこと

「この家に住みたい!」という中古一戸建てを見つけたAさん家族は、ついに売買契約も完了。住宅ローンも無事借りることができ、念願のマイホームの引渡しはもう目前です。安心したAさん家族は、新たな住まいへの引越しに向けて夢をふくらませています。

しかし引越しとなると行うべき準備や手続きが非常に多く、現実的に着実に進めていかないといけません。引越しをスムーズに進めるためには“することリスト”を作成するのが安心ですが、今回は、引越し前後で特に気をつけておきたい5つのことについてご紹介します。

中古一戸建てに引越し! お祓いはすべきか?

これから新築の住宅を建てようとしている土地で、地鎮祭が行われているのを目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。新築工事や解体工事などを行う際には、土地の神々にお礼を伝え、工事の安全を祈願するお祓いが行われます。

中古一戸建ての物件も、新築地にはそうしたお祓いの儀式が行われていた可能性が高いと考えられますが、改めてお祓いをしておきたいという方、これまでにあったかもしれない“因縁”などを清めておきたいという方も珍しくありません。

お祓いは義務ではありませんが、土地や建物、それらに宿る神々を大切にするという精神で、「これからお世話になります」という挨拶の意味も込めてお祓いをしておくのは、決して悪いことではありません。

正式なお祓いをしたいという場合は、入居前に神社に相談しましょう。簡易的にお祓いをしておきたいと考えるならば、粗塩を使って“盛り塩”を置くというかたちで自分自身で行うことも可能です。

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中古一戸建て引越し前にやっておくべきこと3つ

引越し前に行うことは山のようにありますが、ここでは意外と見落としがちなこと、特に重要なポイントを3つ挙げてご紹介します。

新居の掃除

引渡しを受ける家は一通りきれいになっていることが多いものですが、細かく見ていくと埃が積もっていることもあります。引越しを済ませて荷物を入れてしまえば、手が届きにくくなるところも増えます。最も掃除しやすい「荷物を入れる前」に掃除しましょう。

害虫駆除

築年数が経過している中古一戸建ての物件で気になるのは、建物自体の老朽化だけではありません。不快な害虫が侵入・生息しやすくなっている可能性に備えて、入居前に害虫駆除をしておきましょう。プロの害虫駆除サービスを頼むとより安心です。

近隣への挨拶

旧居・新居のご近所さんへの挨拶は、スムーズな引越しのためには欠かせません。新居が遠方の場合は引越し前に挨拶するのが難しいかもしれませんが、引越し前後の慌ただしさで迷惑をかけることのお詫びもかねて、できれば引越し前にはご挨拶しておきたいところです。

中古一戸建て引越し後に最優先すべきこととは?

新居の近隣住宅へのご挨拶を引越し前にできなかった場合は、引越し後すみやかにご挨拶にうかがいましょう。これから長く住まう地域で、ご近所さんとの関係を良好に保つことは非常に重要です。

そのほか、引越し後に行うべきことの筆頭といえば、住所変更の手続きです。引越した先の市役所(区役所)に転入届を提出するのは、引越し後14日以内と定められています。手続きが済んだら、住民票を数枚発行してもらいましょう。

その住民票は、そのほかの住所変更手続きに使います。運転免許証をおもちの方であれば、住民票を持って最寄りの警察署へ。お子さんがいらっしゃる方は学校の転入手続きを行いますが、その際に住民票の提出が求められます。

銀行やクレジットカード、携帯電話などの住所変更手続きはインターネットで行えるところが増えており、すぐに住所変更しなくても使い続けられることも多いです。それだけに後回しにしがちなところですが、忘れないうちに済ませること。

おわりに

物件の売買契約を済ませて残金を支払うのは、大きな緊張を伴う“仕事”です。Aさん家族のように、無事終えればほっとひと安心するでしょうし、新居での生活に期待をふくらませることでしょう。

しかし、入居前の“最後のひと仕事”をおろそかにしてしまうと、新居での生活にのちのちで禍根を残すことにもつながりかねません。引越し前後で行うべきことはきっちり段取りを行い、一つひとつ進めていきましょう。