【Aさん家族ストーリー】中古一戸建て編

入居後に雨漏り!! 中古一戸建てに入居してから困らないようにするためにおさえておきたいポイント

物件の売買契約、住宅ローンの申し込みなどの手続きを無事済ませ、残金もすべて支払ったAさん家族は、中古一戸建ての引渡しを受けます。引越しの準備も滞りなく完了していよいよ引越し当日を迎えたAさん家族は、長年の夢だったマイホームに入居しました。 新しい住まいや新調した家具に囲まれて快適な生活を送っていたAさん家族ですが、ある雨の日、屋根から雨漏りしているのを見つけました。入居してからも困らないようにするためには、どのようなポイントをおさえておけばいいのでしょうか。 中古一戸建てではライフラインの確認・確保を! 「家になかったら困るもの」の最たるものといえば、電気・ガス・水道といったライフラインです。中古一戸建てへの引越しが決まったら、新居で電気・ガス・水道を使用するための使用開始手続きを早めに行いましょう。遅くとも、使用開始希望日の1週間前までには手続きを。 電気・ガス・水道のいずれも、電話かインターネットで手続きすることができます。新居の住所と連絡先、使用開始希望日などの情報を用意して申し込みます。入居日の前にも掃除などで使いたいという場合は、その日に合わせて使用開始を申し込みましょう。 電気や水道は手続きが完了すれば指定日から使えるようになります。電気はブレーカーを入れるのを忘れずに。ただし、ガスはガス会社の担当者による開栓作業が必要で、その開栓には立ち会いが求められますので、事前に日程を調整しておきます。 入居後に雨漏り発覚……困ったときの対応法について 公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター発表の「住宅相談と紛争処理の状況(2017年)」によれば、住宅のトラブルに関する相談件数は年々増加しています。 相談で多い不具合事象としては、「外壁や基礎のひび割れ」「屋根や外壁の雨漏り」「設備機器の性能不足(契約内容との相違等を含む)」などが挙げられ、戸建てで多く見られるのが「雨漏り」、相談者が最も多く求めている解決は「補修」です。 事前に知らされていない「雨漏り」などの欠陥が入居後に見つかった場合、買い主は物件の売買契約に基づき、売り主などに対して物件の補修や損害賠償などを求めることができます。これは売り主が負う「瑕疵担保責任」です。 しかし中古一戸建ての売買契約では、瑕疵担保責任が免除されているか、責任を負う期間が数か月程度とごく短期間に限定されていることが多いものです。不具合が見つかったら、まずは契約内容を確認し、瑕疵担保責任の対象となるかどうか確認しましょう。 また、瑕疵担保責任の対象外であっても、アフターサービスがついている売買契約であれば、その適用が可能になることも。いずれも、売り主や販売会社、不動産会社などに連絡しましょう。 そこでトラブルが生じるケースや困ることがあれば、住宅リフォーム・紛争処理支援センターの「住まいるダイヤル」(0570-016-100)などの相談窓口を利用すると安心です。 ご近所さんで迷惑行為をする方が……そんなときの対処法 騒音やごみ出し、ペットの鳴き声やたばこの煙などがもととなって、近隣に住む方とトラブルが生じてしまう「ご近所トラブル」は、明らかな迷惑行為からトラブルに発展することもあれば、認識の違いで揉めてしまうこともあり、非常にやっかいです。 困ったときに直接本人に抗議すると、かえってトラブルが大きくなりがちですので、まずは第三者に相談しましょう。自治体の窓口に相談して地域の民生委員を紹介してもらうなどして、問題解決への支援を受けるようにします。最終的には、警察に相談することも。 一方で、自分や家族が近隣への迷惑行為をしない心がけをもつことも重要です。ごみ出しのルールをきちんと守る、ペットの飼育や騒音で周囲に迷惑を及ぼさないといったことに加えて、ご近所さんとのつきあいの距離感も十分配慮する必要があります。 おわりに Aさん家族が一生懸命がんばってきた物件探しも、新居への入居で一段落ということになります。しかし、安心したところで「入居後にトラブルが!」となってしまう可能性は決してゼロではありません。 事前に自分自身でできる対策としては、ライフラインの確保をきちんと行っておくこと、物件のチェックを入念に行って不具合の懸念を最大限解消しておくことなどがあります。瑕疵担保責任やアフターサービスなどの確認も必須です。 ご近所さんとは良好な関係を築きながら、万一のトラブルに備えて自治体の窓口の確認を。こうしたポイントを確実におさえておき、購入したマイホームで安心して快適に住まうことができるようにしましょう。

いよいよ引越し! 中古一戸建てへの引越し前と後にやっておくべき5つのこと

「この家に住みたい!」という中古一戸建てを見つけたAさん家族は、ついに売買契約も完了。住宅ローンも無事借りることができ、念願のマイホームの引渡しはもう目前です。安心したAさん家族は、新たな住まいへの引越しに向けて夢をふくらませています。 しかし引越しとなると行うべき準備や手続きが非常に多く、現実的に着実に進めていかないといけません。引越しをスムーズに進めるためには“することリスト”を作成するのが安心ですが、今回は、引越し前後で特に気をつけておきたい5つのことについてご紹介します。 中古一戸建てに引越し! お祓いはすべきか? これから新築の住宅を建てようとしている土地で、地鎮祭が行われているのを目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。新築工事や解体工事などを行う際には、土地の神々にお礼を伝え、工事の安全を祈願するお祓いが行われます。 中古一戸建ての物件も、新築地にはそうしたお祓いの儀式が行われていた可能性が高いと考えられますが、改めてお祓いをしておきたいという方、これまでにあったかもしれない“因縁”などを清めておきたいという方も珍しくありません。 お祓いは義務ではありませんが、土地や建物、それらに宿る神々を大切にするという精神で、「これからお世話になります」という挨拶の意味も込めてお祓いをしておくのは、決して悪いことではありません。 正式なお祓いをしたいという場合は、入居前に神社に相談しましょう。簡易的にお祓いをしておきたいと考えるならば、粗塩を使って“盛り塩”を置くというかたちで自分自身で行うことも可能です。 中古一戸建て引越し前にやっておくべきこと3つ 引越し前に行うことは山のようにありますが、ここでは意外と見落としがちなこと、特に重要なポイントを3つ挙げてご紹介します。 新居の掃除 引渡しを受ける家は一通りきれいになっていることが多いものですが、細かく見ていくと埃が積もっていることもあります。引越しを済ませて荷物を入れてしまえば、手が届きにくくなるところも増えます。最も掃除しやすい「荷物を入れる前」に掃除しましょう。 害虫駆除 築年数が経過している中古一戸建ての物件で気になるのは、建物自体の老朽化だけではありません。不快な害虫が侵入・生息しやすくなっている可能性に備えて、入居前に害虫駆除をしておきましょう。プロの害虫駆除サービスを頼むとより安心です。 近隣への挨拶 旧居・新居のご近所さんへの挨拶は、スムーズな引越しのためには欠かせません。新居が遠方の場合は引越し前に挨拶するのが難しいかもしれませんが、引越し前後の慌ただしさで迷惑をかけることのお詫びもかねて、できれば引越し前にはご挨拶しておきたいところです。 中古一戸建て引越し後に最優先すべきこととは? 新居の近隣住宅へのご挨拶を引越し前にできなかった場合は、引越し後すみやかにご挨拶にうかがいましょう。これから長く住まう地域で、ご近所さんとの関係を良好に保つことは非常に重要です。 そのほか、引越し後に行うべきことの筆頭といえば、住所変更の手続きです。引越した先の市役所(区役所)に転入届を提出するのは、引越し後14日以内と定められています。手続きが済んだら、住民票を数枚発行してもらいましょう。 その住民票は、そのほかの住所変更手続きに使います。運転免許証をおもちの方であれば、住民票を持って最寄りの警察署へ。お子さんがいらっしゃる方は学校の転入手続きを行いますが、その際に住民票の提出が求められます。 銀行やクレジットカード、携帯電話などの住所変更手続きはインターネットで行えるところが増えており、すぐに住所変更しなくても使い続けられることも多いです。それだけに後回しにしがちなところですが、忘れないうちに済ませること。 おわりに 物件の売買契約を済ませて残金を支払うのは、大きな緊張を伴う“仕事”です。Aさん家族のように、無事終えればほっとひと安心するでしょうし、新居での生活に期待をふくらませることでしょう。 しかし、入居前の“最後のひと仕事”をおろそかにしてしまうと、新居での生活にのちのちで禍根を残すことにもつながりかねません。引越し前後で行うべきことはきっちり段取りを行い、一つひとつ進めていきましょう。

本当に購入しても大丈夫? 不安なあなたにお伝えする中古一戸建て購入~契約までのあれこれ

念願のマイホーム購入に向けて着々と進んできたAさん家族も、いよいよ売買契約の締結が目前に迫ってきました。すでに購入を決心していろいろな手続きを済ませているAさん家族ですが、契約となるとやはり緊張があり、どのようなことに気をつければいいか不安も感じています。 中古一戸建ての物件購入において、購入の申し込みや売買契約を行う際には、どのような点に注意すればいいのでしょうか。また、中古一戸建ての物件の購入で問題となることが多いといわれる「瑕疵担保責任」とは、どのようなものなのでしょうか。 理想の中古一戸建て探し・価格交渉ならスターフォレストにおまかせ 完全無料でご相談可能ご希望の物件を紹介します 中古一戸建てを購入する前に「瑕疵担保責任」の確認を 不動産物件を売買する際には、売り主は買い主に対して損傷や劣化などの物件に関する情報をきちんと伝え、買い主は注意して物件の状態を自ら確認し、双方納得したうえで売買契約を結ぶことになります。 しかし、買い主が注意して確認したつもりでも、売買契約を締結して入居してから初めて欠陥が見つかるということもあります。契約が成立してから一定期間のうちにそのような欠陥が見つかった場合、売り主は修繕・改善する義務を負います。 これが「瑕疵担保責任」で、新築物件の場合、売り主は物件の引き渡しから10年間は瑕疵担保責任を負います。対して、“瑕疵”が見つかる可能性の高い中古物件の場合は、売り主が瑕疵担保責任を負う期間が非常に短くなったり、場合によっては責任自体が免除されたりすることも。 売り主の瑕疵担保責任が免除された物件では、入居してから雨漏りなどが見つかってもその修繕責任を売り主に要求することができず、自分で修繕するしかなくなります。中古物件を購入するときは、事前に必ず「瑕疵担保責任」について確認しましょう。 中古一戸建てに関する購入申し込みの注意点 中古一戸建ての物件を探し、最終的に「この物件を購入したい!」と意志が固まったら、売り主である個人や企業、あるいは仲介している不動産会社に購入を申し込む旨を伝え、書類を提出します。中古物件の場合は「購入申込書」の代わりに「買付証明書」を提出することが多いです。 これはいわば「私は本気でこの物件を買う意思がある」ということの証明であり、売買契約ではありません。ただし、買付証明書には希望する購入価格や支払い時期、引き渡し日といった「この条件で購入したい」という内容が記載されますので、きちんと確認しましょう。 人気が集まって“早いもの勝ち”になることも多い中古物件は、買付証明書の提出をもって売り主との購入交渉権を得ることも多く、条件交渉の末合意に至れば、正式な売買契約の締結へと進みます。 中古一戸建てに関する売買契約と注意点 売買契約は、購入する中古一戸建ての建物・土地の概要や、それまで交渉してきた購入条件、契約手続きに関する事柄や瑕疵担保責任の有無・期間、その他特記事項などを書面に記したものです。 売買契約を締結する際には、最低限「売買契約書」「重要事項説明書」の確認が必要となり、そのほかに設計図面や地盤調査資料などの添付資料があれば合わせて確認することになります。 契約で定められる内容は多岐にわたり、それらをすべて契約当日に確認しようとしても細かいところまで確認しきれないこともあります。確実に確認できるよう、事前に書類一式を受け取って確認できるよう依頼しておきましょう。 売買契約は一度結んだら容易には破棄できませんが、事情があって解約せざるを得ないこともあります。契約書には、解約に関する事項も盛り込まれていますので、この点も念のためしっかり確認しておくことが重要です。 おわりに マイホームの購入にあたって物件を探し見学するといったプロセスはとても大事ですが、購入の手続きとしては「その物件を購入します」と正式に申し込んで意思表示することがスタートとなります。そして購入の申し込みとは別に、売買契約を締結する必要があります。 中古一戸建てを購入するというのは、人生に何度とないであろう大きな買い物です。不動産会社で賃貸契約を結んだことはあるAさん家族も、売買契約ともなれば緊張や不安が走るでしょう。しかし、事前に一通り理解して慎重に臨めば、契約は決してこわいものではありません。

新築戸建てとは異なる! 中古一戸建ての購入における住宅ローン本審査の正しい知識

物件探しに実物の見学、購入価格の値引き交渉や住宅ローンの事前審査など、中古一戸建ての購入に向けて数々の行程を一歩一歩進めてきたAさん家族。購入を申し込んで住宅ローンの事前審査も済ませ、次は売買契約を締結して住宅ローンの正式な申し込みというところにさしかかりました。 マイホームの購入には住宅ローンを利用するのが当たり前だと考えているAさん家族は、中古物件の購入であっても新築物件と同じように住宅ローンを利用できると思っています。けれども、新築と中古では、住宅ローンにも違いがあるのです。 理想の中古一戸建て探し・価格交渉ならスターフォレストにおまかせ 完全無料でご相談可能ご希望の物件を紹介します 新築一戸建てと中古一戸建ての住宅ローンの違い 新築の物件を購入するときと同じように、中古一戸建ての購入に際しても住宅ローンを利用することができます。とはいえ、まったく同じような条件で利用できるかといえばそうではなく、中古物件の購入ならではの違いはあります。 新築物件を購入する場合の住宅ローンは、借り入れを希望する方の年収や勤務先などが返済能力を担保する重要な要素となります。一方で、中古物件を購入する場合はそうした属性情報に加えて、物件自体の担保価値も必要とされます。 たとえば、借り入れ希望者が大企業にお勤めで高年収であっても、購入する中古一戸建ての資産価値が低いとみなされれば担保としての価値が疑問視され、審査NGとなることや融資額を少なくされてしまうことがあるのです。 同じ理由で返済期間を短く設定されることもあり、そうなれば月々の返済額がぐっと増えます。35年ローンであれば毎月数万円の返済であるものが、20年での返済を迫られれば月々10万円を超える返済にもなってしまうというわけです。 申し込みから融資実行までの流れについて 住宅ローンの申し込みは、基本的に売買契約を締結してから行うことになります。これは、売買契約を結んで物件の所有者になった状態でないと申し込めないためです。売買契約を結んだら、金融機関に住宅ローンの借り入れを正式に申し込みます。 申し込みを受理した金融機関は、住宅ローンの本審査を行うよう手配します。多くの場合は事前審査で借り入れOKの見込みがある程度ついているものですが、事前審査と本審査はあくまでも別物。住宅ローンを借りられるかどうかは本審査で正式に決まります。 本審査は早くて1週間、平均して2週間ほどかかります。本審査の結果、正式に融資可能となれば融資額や返済期間も決まり、最終的に融資が実行されます。 なお、中古一戸建ての物件は“早い者勝ち”の要素が非常に強く、気に入った物件があってもほかの方が先に購入の手続きを進めてしまって購入できないということが珍しくありません。そうならないよう、住宅ローンの申し込みに必要な書類をそろえるなど、準備は早めにしておきましょう。 審査で落ちてもやってはいけないこと 住宅ローンを借り入れるには、事前審査と本審査という2回の審査をパスする必要があることは前に述べました。事前審査でOKが出ると「これで本審査も大丈夫だろう」と考えるかもしれませんが、本審査で落ちてしまう可能性がある点には注意が必要です。 住宅ローンの審査で承認を得られないと住宅ローンを借りることができませんので、物件の購入も難しくなります。一生懸命物件を探して買う気になっていたのに住宅ローンの審査で実現しなくなってしまうとなれば、ショックが大きいでしょう。 そんなとき、「勤務先を大企業だと言ったら融資を受けられるかもしれません」「収入を証明する書類に少し手を入れたら…」などと、周囲にささやかれることがあっても、絶対に乗らないこと。文書の偽造は犯罪ですし、嘘を言ってまで大金の借金をするのは危険です。 おわりに 中古一戸建てを購入するにあたっては、住宅ローンの利用においてもおさえておくべきポイントがあります。この点を理解しておくと、物件探しにおける資産価値の重要性もよくわかり、住宅ローンの利用もスムーズに進めやすくなるでしょう。 とはいえ、住宅ローンは高額の借金であり、貸し出す側である金融機関の判断も慎重になりますから、残念ながら審査を通過できないということもあり得ます。そんなときでも悪しき方法には手を染めず、資金計画の見直しやほかの金融機関への相談などで、改めて購入への道を考えましょう。

読めば交渉8割成功!? 中古一戸建ての値引き交渉成功のコツを一挙公開

着々と物件探しを進め、ついに気に入った物件を見つけることに成功したAさん家族。住宅ローンの事前審査や購入に関する知識も学び、検討も最終段階に入っています。 購入を正式に申し込むまであと一歩というところまで来ているAさん家族ですが、高額の買い物である中古一戸建ての購入とあって、最後の踏ん切りがなかなかつかないというのが正直なところ。「もう少し価格が安くなったら、すぐにでも決められるのだけど」と考えています。 すると友人から、「値引き交渉をもちかけてみたら?」と言われました。中古一戸建ての購入で値引き交渉を成功させるには、どうすればいいのでしょうか。 そもそも値引き交渉ができない物件もある 中古一戸建ての物件を購入するにあたり、値引き交渉を行うことは可能です。ただし交渉が必ず成功するとは限らず、最終的に値引きにならない可能性も十分にあるという点は、きちんと理解しておくべきでしょう。 一般的な傾向でいえば、値引き交渉が成功しやすいのは「売れ残っていて、もう値引きしないと売れないだろう」「この際、値引きしてでも売りたい」と売り主が考えるような物件であることが大半です。 対して、問い合わせが多数入っているような人気の物件や、売りに出してまだ間もなくこれから十分引き合いが来る可能性がある物件などは、値引きが成功しづらいと考えられます。なぜなら、そうした物件は値引きしなくても売れるからです。 値引き交渉をもちかけるのであれば、その物件が「売り主や不動産会社が『このままでは売れない』『早く売りたい』と焦りを感じているかどうか」という点に着目するのが重要です。 中古一戸建ての値引き交渉を成功させるポイント たとえ売り主や不動産会社が焦りを感じているような物件であったとしても、ただ「値引きしてください」と言えば値引きしてもらえるというわけではありません。値引き交渉を成功へ導くためには、おさえておきたいポイントがあります。 大前提となるのは、「本気で購入する気持ちがある」という気持ちをきちんと表明することです。決して冷やかしではなく、「値引きに応じてもらい価格面で合意に至れば、必ず購入を決める」という意思を合わせて伝えることで、売り主も初めて値引きを検討の俎上にのせようという気になるものです。 とはいえ、売り主にとって値引きはデメリットになること。その分を補う要素として、「自己資金を多く用意している」「会社員で高年収である」といったプラス材料を用意しましょう。あらかじめ住宅ローンの事前審査を済ませておくと売却の確度が上がるため、交渉がより有利になります。 中古一戸建ての値引き交渉を成功させる心構え 不動産の取引価格には相場があり、特別な事情がない限りはその相場の範囲を大きく超えるような値引きは成功しないものです。自分自身が相場観をつかみ、相場にてらして購入価格が高いのかそうでないのかを理解したうえで、値引き交渉に臨みましょう。 なかには、とにかく値引きしてもらおうと思うあまり、物件の評価を不当に下げるケースがあります。しかし、「中古物件なのだから、安くして当たり前だろう」「築年数も経っていて設備も古く、どうせ高く売れない」といった態度は厳禁です。 売り主にとってその物件は大切な資産ですし、長年住んだ思い入れのある建物かもしれません。そうした“財産”をいたずらに貶めても相手の信頼を失い、売買契約自体が成立しなくなることも考えられるのです。 値引き交渉をもちかけるタイミングも大切です。実物も見ずに問い合わせの段階から値引きをもちかけても、「この人は真面目に買う気がない」と思われるだけです。値引き交渉は、購入の申し込みを前提としてその直前に行うものと考えましょう。 おわりに Aさん家族のような買い手から見れば、購入価格は「高額を投じて行う大きな買い物だから、少しでも安く済ませたい」という意識ですが、売り主の方にしてみれば「高いお金で買った価値ある資産を、少しでも高く売りたい」と思うものです。 そこで行われる値引き交渉は、お互いに真剣なもの。やみくもに値引きを要求するのではなく、相手の気持ちや状況を尊重し、礼儀やマナーを守って交渉に臨むことが、値引き交渉の成功率を高めるためにとても重要なポイントといえるでしょう。

中古一戸建ての住宅ローンの事前審査で気をつけたい事と注意点

マイホームの購入に向けて、中古一戸建ての物件を探してきたAさん家族は、中古一戸建ての購入に関する知識を学びながら、不動産会社や不動産情報サイトでの検索をうまく活用して物件探しを進めています。 そうしてさまざまな物件情報を閲覧し、いくつかの物件では実際に見学してすみずみまで済ませたAさん家族も、とうとう「これだ!」と思う物件と出合うことができました。 そうなれば、今度は購入の手続きを進めていくことになります。購入の手続きについては多くのプロセスがありますが、筆頭に挙げられるのが住宅ローンの借り入れで、まずは事前審査を受けることになります。 中古住宅にある「価格」と「価値」の違い 住宅ローンの事前審査について話を進める前に、ここでちょっと、中古一戸建ての物件における「価格」と「価値」の違いについて考えてみましょう。 中古一戸建ての物件には「購入価格」があります。この価格は、一見「その物件の価値」を示すもののように思われるかもしれませんが、購入価格はあくまで「今回の売買において設定された、現在の対価」である点に注意が必要です。 同じ物件でも、景気がよければ価格が上振れすることもありますし、契約条件次第では値引きされることもあります。つまり「価格」は、物件自体の「価値」とは違う要素に左右されるところも大きい、現在の対価なのです。 対して、「価値」というのはその物件がもつ絶対的なものを意味しますが、不動産における「価値」は「潜在的な価値」、すなわち将来的に売却するときの「資産価値」で示されることが多いです。不動産を購入する際には、この「資産価値」にも着目する必要があります。 住宅ローンの事前審査における中古住宅ならではの注意点について 住宅ローンは、新築物件だけでなく中古一戸建ての物件を購入する際にも利用することがほとんどですが、中古住宅の購入ならではの注意点があります。それは、「購入する中古一戸建ての物件の『資産価値』が借入額に影響すること」です。 一戸建て住宅の資産価値には、「土地の分」と「建物の分」があります。土地の資産価値は経年での下がり幅はそれほどありませんが、建物の資産価値は時が経てば経つほど下がっていきます。 中古住宅の購入で住宅ローンを借り入れるには、購入する物件を「万一返済が滞った場合の担保」にします。ということは、物件の資産価値が高ければ高いほど担保としての価値も高くなり、住宅ローンの借り入れが有利になります。 反対に、築年数がかなり経過した物件やリフォーム履歴・メンテナンス記録などの書類がない物件などでは、資産価値が低く見積もられてしまうために、希望額の借り入れができなくなる可能性もあるのです。 審査の流れと融資特約について 住宅ローンに審査があるのはよく知られていますが、審査に「事前審査」と「本審査」の2段階があるというのは意外と知られていません。 住宅ローンの申し込みは不動産の売買契約を締結したあとに行いますが、そこで「本審査」を受け、住宅ローンを借りられるかどうか、いくら借りられるのかということの正式な決定がなされます。 しかし実際には、契約締結前に「事前審査」を受けて、住宅ローンの借り入れが可能かどうかある程度の見込みをつけたうえで売買契約へと進みます。事前審査は最短で1日、平均して1週間程度で結果が通知されます。 ただし、事前審査で借り入れOKとなっても、本審査が必ず通過するとは限りません。もし仮に本審査で借り入れNGとなってしまうと、購入費用を支払うことができなくなりますから、住宅を購入することができなくなります。 こうした事態に備えて、不動産の売買契約には「住宅ローンの融資を受けられない場合には、締結した売買契約を解除することができる」という「融資利用の特約(融資特約)」をつけておくのが一般的です。 おわりに 中古一戸建ての物件は、新築住宅に比べて安価で購入できるとはいえ、現金の一括払いで支払えるような金額ではないことがほとんどです。Aさん家族も、住宅ローンを利用して購入するつもりです。そのためには、まずは事前審査を受けることになります。 住宅ローンというと、勤務先や年収といった要素が重視されるのはもちろんですが、中古一戸建ての物件の場合は「将来の資産価値(担保価値)」も考慮されます。物件の購入をスムーズに進めるためには、こうしたことも知っておくと安心です。

【見学の教科書】中古一戸建てを見学する際におさえておきたいポイント全てお伝えします!

賃貸住宅を探しているときには、契約前に物件を見学することが多いでしょう。大きな買い物であるマイホームの購入ともなればなおのこと、契約には慎重になるものです。新築住宅であれば見学が難しいこともありますが、中古一戸建ての場合多くは実物の見学が可能です。 中古一戸建ての物件を探しているAさん家族も気になる物件がいくつか見つかり、実際に見学してみようということになりました。中古一戸建ての物件の見学は初めてのAさん家族ですが、どのようなポイントをおさえておけばいいのでしょうか。 見学に重要な“冷静さ”と“入居後のイメージ” 売り主にとって、中古一戸建ての物件は大切な“商品”です。購入を検討している方に気に入ってもらえるよう、見学の場ではインテリアの演出から営業トークまでさまざまな手を尽くします。 購入を検討している方も、そうした物件を目にすれば新たな住まいへの夢がふくらむでしょうし、たくさんの物件を見学していれば疲れて判断力が鈍ってしまうことも。そうして売り主側のペースに乗せられたまま決断してしまうと、大きな後悔につながりかねません。 物件の見学では「冷静さを保つこと」を常に意識しましょう。判断をせかされるようなことがあっても、自分や家族が納得できるまでは不用意に結論を出さないという姿勢で、物件をくまなく見学するのです。 また、物件をただ漠然と見るのではなく、「その物件に実際に住むこと」を具体的にイメージしながら見学するのも重要なポイントです。実際に住む自分や家族が困ることのないようすみずみまで目を配り、遠慮なく質問することが大切なのです。 実物で確認しておくべき7つのポイント 家の外観 屋根の破損や塗装のはがれ、外壁や基礎のひび割れ(クラック)、軒裏の亀裂や雨樋の破損などがないかどうか、ある場合はその度合を確認しておきます。 外の雰囲気 家の外に立ったときに聞こえてくる音や、周辺にただようにおいなどは住み心地に影響しますし、近隣の雰囲気の第一印象も大切です。 内壁や柱、床 壁のひび割れ(クラック)やカビ、クロスのゆがみ、床のきしみや傾き、柱の状態などを確認しましょう。雨漏りの跡や湿気による腐食なども忘れずに確認を。 屋根裏、床下 屋根裏には雨漏り、床下はシロアリの被害などの可能性が考えられます。きちんと確認するためには、第三者の専門機関にホームインスペクション(住宅診断)を依頼するという選択肢もあります。 窓や建具、収納 ドアや窓、サッシ、クローゼットやシンク下など、開け閉めできる場所はすべて実際に開閉の動作をしてみて、スムーズに開閉できるか、不具合がないか、確認しましょう。 水回り キッチン、洗面所、トイレ、バスルームなどの水回りでは、水栓の不具合、水漏れやカビなどの有無と合わせて、においも要チェックです。 補修の履歴 中古一戸建ての場合、修繕やリフォームの履歴が書面で残っていないことが多いので、見学の場で実際に見ながら説明してもらうといいでしょう。 物件見学で営業担当者もしっかり見極める~アンカリング効果に注意~ 中古一戸建ての売買を販売企業や仲介の不動産会社と交渉するケースでは、企業の営業担当者とやりとりすることになります。物件の見学ではさまざまな質問や交渉などをとおして、営業担当者が信頼に値するかどうかをしっかり見極めることも大切です。 経験豊富な営業担当者の場合、「アンカリング効果」をうまく使って購入の意思決定を促そうとすることがあります。これは、「最初に提示された価格や特徴が印象に残り、その後の判断に大きく影響する」というもので、営業の場面でよく使われる手法です。 たとえば家電量販店で、「通常価格10万円の商品が、今なら特別価格5万円!」と表示されているのを目にすることがあります。これもアンカリング効果で、「いつもの半額になっている」という情報が意思決定に影響し、購入につながりやすくなるのです。 アンカリング効果は価格だけでなく物件スペックなどでも応用されますが、こうした“お得感”に惑わされることなく、物件一つひとつの価値を冷静に見極めたうえで購入するかどうか判断しましょう。 おわりに 中古一戸建ての場合、購入した物件にそのまま住むのか、ある程度リフォームを施してから入居するのか、全面的にリフォーム・リノベーションするかによって、チェックすべきポイントは異なってきますが、基本的におさえておくべきポイントや、物件見学にあたっての心構えは共通です。 Aさん家族も、実際の物件見学を前にわくわく半分、不安半分という心情ですが、持ち物リストやチェックポイントなどを事前にしっかり準備し、万全の態勢で当日に臨むことで、冷静に見学して必要なチェックができるようになるでしょう。

「購入してからリフォーム」は注意が必要! 中古一戸建ての物件探しのコツ全て教えます!

長年の夢だったマイホーム購入に向けて動きはじめたAさん家族は、ご夫婦の希望や子育ての環境、今後の家族のライフプランなどを考えて、希望の条件を一通りまとめ、いろいろな物件情報をチェックしています。 予算の関係で新築一戸建ては難しいと考えているAさん家族は中古一戸建ての物件を探していますが、希望に合うような物件はなかなか見つかりません。 そこでAさんは、「予算をもう少し増やしたほうがいいのではないか」「古めの中古一戸建てを買ってリフォームするのもいいかも」と思いはじめるようになりました。予算やリフォームについては、どのように考えればいいのでしょうか。 理想のマイホーム探し・価格交渉ならスターフォレストにおまかせ 完全無料でご相談可能ご希望の物件を紹介します 物件を探す前に「借入適正額」を知ろう! マイホームの購入費用は、貯金などの自己資金でまかなう「頭金」と、購入時に借り入れる「住宅ローン」で支払うのが一般的です。したがって、マイホーム購入予算を増やすには「頭金の額」か「住宅ローンの借入額」を増やす必要があります。 頭金の額を増やすといっても、長い時間をかけて少しずつ貯めてきた頭金をいきなり増やすのは現実的ではありませんし、貯金の全額を頭金に回してしまえば生活で困ることも出てくるでしょう。 それなら住宅ローンの借入額を増やすかというと、あまり高額を希望しても状況次第では金融機関から断られてしまいますし、うまく借りられたとしてもそれだけ返済の負担が増してしまうことになります。 そのようなことにならないよう、物件を探すにあたっては「自分にとって適正な住宅ローンの借入額」を知っておきましょう。不動産情報サイトなどで、自身の年収や現在支払っている家賃から住宅ローンの借入可能額を簡易的にシミュレーションすることができます。 ネット検索と不動産屋への相談をバランスよく利用した方がいいワケ 友人から「中古物件を探すならネットで探すのはやめたほうがいい」とアドバイスを受けたAさん家族ですが、実際には、不動産会社への相談とインターネットでの検索はバランスよく利用するのが肝心。その理由は、「インターネットも不動産会社も、すべての中古物件を扱っているわけではないから」です。 中古一戸建ての物件には、オーナーが直接売りに出しているものがあります。そのような物件は不動産会社が仲介することはできず、チラシや看板などで情報を入手したり、不動産情報サイトで物件検索して調べたりする必要があります。 ところが中古一戸建ての場合、不動産情報サイトに掲載されているのはごく一部といわれています。中古物件では、売りに出していることや売却価格を知られたくないオーナーが多く、インターネットへの掲載を避ける傾向があるのです。 一方の不動産会社では、売却の仲介を依頼された物件や不動産会社自身が売り主となっている物件しか扱うことができませんが、なかには一般には公開されないような“掘り出し物”の物件を取り扱っていることも。 中古一戸建てはリフォーム済み物件を選ぼう 中古物件の場合、古くなって傷んだところなどを修繕して新築に近い状態に戻す「リフォーム」、または、大規模の工事を施して使い勝手のいい建物にする「リノベーション」を自分で行うことを前提に、安めの中古一戸建ての物件を購入しようと考える方が少なくありません。 その方法にもメリットはありますが、もしリフォーム(リノベーション)を前提に中古一戸建てを購入するのであれば、「あらかじめリフォーム(リノベーション)がなされた物件」も合わせて探してみることをおすすめします。 自身でリフォーム(リノベーション)を行う場合、中古一戸建ての購入費用とは別に工事費用を準備する必要がありますが、工事費用の見積もりは住宅の状況次第で大きく変わることもあり、万一予算を超えてしまうと希望の工事を実施できないこともあり得ます。 費用をきちんと確保できたとしても、購入した物件の構造上、壁を壊すといった大がかりな工事が難しく、やはり希望のリフォーム(リノベーション)が実施できないというケースも決して珍しくありません。 リフォーム(リノベーション)済みの物件を選んで購入すれば、そうした不安から解放されますし、購入後短期間でその家に住みはじめることも可能になります。 おわりに 新築に比べて安価で購入しやすい中古一戸建てですが、条件によっては高額になることもあります。そうした物件を見ているうちに、Aさんのように「住宅ローンの借入額を増やして予算を増やそうか」と考えがちですが、住宅ローンの借入額で無理は禁物です。 また、中古一戸建てを購入して、自分や家族の好きなようにリフォーム・リノベーションを施すというのは夢が広がります。しかし、費用や構造などの観点から、思うようにリフォーム・リノベーションを実施するのは簡単ではありません。物件探しは、こうしたことをきちんと理解したうえで行うのが大切です。

ポータルサイト使用厳禁! 失敗しない中古一戸建ての不動産屋探しについて

夫・妻・お子さん2人で暮らすAさん家族は、マイホーム購入に向けて行動を開始することにしました。お子さんの子育ても考えて、一戸建ての物件を購入したいと思っているAさん夫妻ですが、予算の関係もあり、中古物件に的を絞っています。 Aさん家族が今住んでいる賃貸物件は、不動産情報が多数掲載されているポータルサイトで見つけて契約したもの。そこで今回も、まずは不動産情報サイトで中古物件を検索しようと考えました。ところが友人から、「中古物件を探すなら、ポータルサイトから探すのはやめたほうがいいよ」とアドバイスを受けたのです。 中古物件での不動産会社の役割を理解しよう 中古物件を購入する場合、物件のオーナー(売り主)から直接買う方法もありますが、不動産会社の仲介を通じて購入するケースもあります。後者の場合は、買い手探しから売買契約の締結手続きまでを売り主が不動産会社に委託しているのです。 そして、前者の場合、不動産会社は関係ないかというとそうではなく、不動産会社が売り主から物件を買い取り、不動産会社自身が「売り主」となって物件を販売するケースもあります。 日本には全国各地に数多くの不動産会社が存在しますが、それぞれの不動産会社には“得意”としている取引形態があります。さらに、中古一戸建ての物件ではケースバイケースの要素が大きく、どの不動産会社でも同じように扱えるというわけではありません。 不動産情報サイトにも中古一戸建ての物件情報は掲載されていますが、広告の問い合わせ窓口となっている会社が中古一戸建ての売買に精通していない可能性もあります。個々の不動産会社によって得手不得手の差が大きいのが、中古一戸建ての売買なのです。 希少性の高い物件が欲しいなら地場業者を選ぶべし! 非公開物件とは? マイホームを購入する方の多くは不動産取引には詳しくなく、ポータルサイトで物件情報を探して不動産会社との“偶然の出会い”を引き当てるよりも、頼りになる不動産会社を探すほうが成功に近づきやすくなるというわけです。 もう一つ、中古一戸建てを購入するにあたっては、その立地が非常に重要です。不動産会社には「得意としている地域」の違いもありますから、住みたい地域に根ざした地場の不動産会社に行くことで、希望を満たす物件を探しやすくなります。 そうした地場業者は、一般には公開していない貴重な物件情報をもっていることも。不動産会社には、さまざまな事情からチラシやWebサイトなどに掲載できない「未公開物件(非公開物件)」の情報があるのです。 こうした物件の情報は、不動産会社に行かないと紹介を受けることができません。この点も、不動産会社での物件探しをすすめる理由です。 不動産会社を賢く利用しよう 希望する条件の中古一戸建てを探すには、不動産会社を賢く利用するのが近道です。まずは購入したい物件の地域や間取り、叶えたい条件や予算などの情報をまとめておき、不動産会社に行ったときにスムーズに伝えられるようにしておきましょう。 不動産会社もどこでもいいわけではないので、Webサイトなどで情報を閲覧して、前述のような「中古一戸建てを得意としている会社」「希望する地域に密着した不動産会社」などをピックアップ。訪問時は、電話かメールで予約しましょう。 不動産会社では特定の営業担当者がついてくれることが多く、その営業担当者といかに信頼関係を築けるか、緊張感がありながらもお互いにいいやりとりができるか、ということが、物件探しの成否を大きく左右します。 営業担当者には自分や家族の情報、物件に関する希望などをきちんと開示し、「どういう条件で、何を求めているか」を明らかにしましょう。きちんと理解・納得できるまで遠慮せず質問することが重要ですが、必要以上の駆け引きをしかけたり無理な要求を押しつけたりするのは禁物です。 おわりに 中古一戸建ての物件はオーナー個人が直接売りに出しているケースもあり、不動産会社が取り扱っている物件がすべてではありません。なかには、チラシや看板、知人の紹介などで物件情報を得ることもあるでしょう。 しかし、不動産の購入が初めてのAさん家族のように、物件探しから売買契約まで知らないことの多い場合、不動産会社は物件の仲介の範疇を超えて心強い“味方”となることも。その点をとっても、信頼できる不動産会社を探すことは、物件探しを成功へ導く重要なポイントの一つといえます。 物件探しを進めていくうちに、中古物件と不動産会社の関係や、不動産会社との付き合い方についても理解が深まっていき、希望の物件探しにより近づけるようになるはずです。

はじめは「街探し」から! 中古一戸建てに大事な周辺環境をチェックするときの3つのポイントについて

Aさん家族は、夫と妻、2人の子どもの4人家族です。これまで賃貸住宅にお住まいでしたが、これからの子育ても考え、念願だったマイホームの購入をいよいよ実現することに決めました。夫婦で相談した結果、予算を考えて中古の一戸建て住宅を探そうとしています。 築年数、家の広さや間取り、設備……物件に帯する希望を挙げるAさん家族ですが、すでにマイホームを購入した友人は「スペックも大事だけど、どういう街に住むかということもよく考えたほうがいいよ」と言います。中古一戸建てを購入するにあたって、周辺環境についてはどのように考えるべきでしょうか。 住む場所に“おいしいパン屋”は要らない!? 必要なのは利便性 街を歩いていて、すてきなレストランやおいしそうなケーキ屋さん、焼きたてパンのいい香りがただようパン屋さんなどを見かけると、「こんな街に住んだら、おいしいものを食べて毎日すてきに暮らせそうだな」と夢がふくらむことでしょう。 しかし、物件探しにおいて重視すべき「周辺環境」とは、そうした要素ではありません。マイホームとして中古一戸建てを購入し、その物件に住まうにあたって大事な周辺環境とは、「その家の周りが、利便性と安全性を備えた環境であること」です。 利便性の点では、自分や家族が通勤・通学しやすい交通機関が使えるかどうか、日頃買い物をするスーパーマーケットやドラッグストアが遅くまで開いているかどうか、そのほか、郵便局、銀行のATM、医療機関の有無などが挙げられます。 安全性の点でいえば、物件の周囲の道路の交通量が多いかどうか、街灯がきちんとついているかどうか、嫌悪施設といわれるような施設が近隣に建っていないか、といった点があります。 周辺環境確認の際におさえておきたい3つのチェックポイント 生活のスタイルを洗い出す Aさん家族のようにまだ小さいお子さんがいるご家庭なのか、それともリタイヤも間近の夫婦2人暮らしなのかといったように、家族構成によってライフスタイルは異なり、適した周辺環境もさまざまです。まずは「自分の家族がどのような生活をしているか」を洗い出し、「その生活にどのような要素が必要か」を考えましょう。 必要な要素を洗い出す 子育て中のご家庭では、幼稚園・保育園や学校、塾や公園といった施設が不可欠でしょう。共働きで買い物するのが夜遅くなるなら、スーパーマーケットなどの商業施設の位置と営業時間が重要な要素になります。最寄り駅からの距離や終電の時間も確認しておきたいところ。ご自身と家族に「具体的に必要なもの」を挙げていきましょう。 周辺環境の確認は複数の時間帯で 物件の周辺を見学する際は、時間帯や曜日を変えて複数の時間帯で現地を訪れてみましょう。なぜならば、時間帯によって周辺環境の状況はまったく違ってくるからです。日中に見たときに「静かな雰囲気で住みやすそう」と感じた地域も、夜訪れると「人気が少なく、駅から歩いて帰るのがこわい」と感じるかもしれません。 忘れてはならない資産性について 同じマイホームの購入でも、一戸建ての物件は「築年数が古くなっても土地の価値は残りやすい」という特徴があります。したがって、建物としての価値がゼロに近づくほど古くなっても、売却することを考えやすいのです。 これから買う家に長く住もうと考えているAさん家族にとっては、将来の売却はピンとこない話かもしれませんが、ある程度の価格での売却を見込める家なら「子育てが一段落したら家を手放して、夫婦で暮らしやすい物件に住み替える」といった計画も可能になります。 そのため、中古一戸建ての購入に際してはその物件の資産価値を考慮する必要があります。資産価値に大きく影響するのが、物件が建っているエリア、最寄り駅からの距離、その土地の用途地域といった立地条件ですが、周辺環境もその一環として将来の資産価値を左右する要素となります。 おわりに 住み心地のいい一戸建てを選ぶにあたって、その物件のスペックが重要であるというのは異論のないことです。しかし、もし仮に100点満点のスペックの物件が見つかったとしても、物件の周辺環境がご家族の生活スタイルに合っていなければ、住み心地は下がってしまうでしょう。 住宅は自分で手を入れることができますが、周辺環境は自分では変えられません。そして、マイホームを購入したらそう簡単には引っ越せないもの。物件探しにあたっては、スペックと同じくらいエリアや周辺環境についても念入りにチェックしましょう。