Year: 2018

緊張の契約! 新築一戸建ての購入契約についての流れと支払いのタイミングについて

念願の新築一戸建て購入に向けて着々とその歩みを進めてきたAさん家族も、いよいよ購入契約も目前というところまできました。これまでは物件探しや住宅ローンのことで頭がいっぱいになっていたAさんですが、周囲から契約の重要性に関する話を聞くことも増え、契約に緊張を感じるようになってきました。 「購入契約をきちんと済ませるにはどう進めたらいいのだろう?」と疑問が生じたら、高額の絡む新築一戸建ての購入契約がどのような流れで進んでいくのか、契約にあたってはどのような点を確認すればいいかなど、きちんと確認しておきましょう。 新築一戸建ての物件探し・価格交渉ならスターフォレストにおまかせ 完全無料でご相談可能ご希望の物件を紹介します 新築一戸建ての申込みから決済まで 新築一戸建ての購入に際しては、購入希望者がこの物件を購入するという意思を正式に伝える「購入の申し込み」を経て、その1週間から10日以内に「売買契約」の締結へと進むことが大半です。購入申し込み時には、「申込証拠金」の支払いを求められることもあります。 売買契約締結の際には、物件や契約条件などの重要な部分について宅地建物取引士から説明を受ける「重要事項説明」があります。その内容に異存がなければ契約書の確認、契約の締結を行い、手付金を支払います。 住宅ローンの正式な申し込みは売買契約締結後に行うことになり、本審査に通れば融資決定、住宅ローンの契約、借り入れと進みます。注文住宅や建設中の建売住宅の場合は、建物の完成を待って内覧会(立ち合い)を行い、建物の不備を確認します。 内覧の結果問題がない場合、あるいは不備があっても解消された場合、残りの代金や諸費用を支払い、物件の引き渡しを受けます。ここまでが、一般的な新築一戸建ての購入申し込みから決済までの流れです。 売買契約書で確認すべきチェックポイント 何らかの事情で物件購入をキャンセルしたいと考えた場合、購入の申し込み後のキャンセルは可能ですが、売買契約の締結以降は原則として解約は困難です。買い主側の事情でやむを得ず契約を解除する場合は手付金は戻らず、場合によっては違約金を請求されることもあります。 そのようなことにならないよう、購入の意思は家族としっかり相談して固めるとともに、売買契約の締結にあたってはその契約内容をきちんと確認しましょう。特に確認しておきたいのは、下記のようなポイントです。 ・購入物件の内容(所在地、敷地面積・床面積、建物の構造など) ・売買代金および消費税額、手付金の額、支払い方法や住宅ローンに関する事項、契約解除時の手付金の放棄や違約金の取り決めなど ・契約締結後に住宅ローンの融資を受けられなかった場合の契約解除の可否 ・物件の所有権が売り主から買い主に移る時期、建物の引き渡し時期 ・物件に雨漏りや故障などの瑕疵(不具合)があった場合、どのような補償を受けられるのか 契約書の内容は、別途を受ける重要事項説明の内容と重複するところもありますが、署名・押印前には必ずすべて確認すること。不明な点は遠慮せず、理解できるまで確認を求めましょう。 支払いのスケジュールについて 最初の項でも述べたように、物件の購入にあたっては、購入申し込み時に申込証拠金を、売買契約締結時に手付金を、建物の引き渡しを受けるタイミングで最後に残金を支払うといったように、何回かに分けて売買代金および諸費用を支払います。 購入申し込み時に支払いを求められることがある「申込証拠金」は、購入の意思表示のために必要とされるもので、支払うことになっても数万円程度です。 売買契約の締結と同時に支払う手付金も、売買契約を締結する正式な意思表示のために支払うお金。売買価格の5%から10%ほどを支払うことが多く、最終的に売買代金の支払いに充当されることになります。買い主の都合で契約を解除する場合、手付金の返金は基本的にありません。 前述のとおり、住宅ローンの契約・融資は売買契約の締結後に行われます。したがって、手付金を支払う段階では住宅ローンは当てにできません。資金調達の際には、この点に留意が必要です。 物件の引き渡しを受けたあとは残金を支払います。売買代金の支払いは基本的にここまでですが、引き渡し後には家具や家電の購入費用、引っ越しの費用、不動産所得税などの支払いが生じることになります。 おわりに 不動産の売買契約は、法律や不動産取引の関連なども絡み、そうしたことに明るくない人にとっては難しく感じることも少なくありません。「契約書を確認するといっても、読んでもよくわからないのではないか」と思うこともあるかもしれません。 しかし、よくわからないままに署名・押印してしまえば、契約は効力をもち、それ以降は契約内容に縛られることになります。せっかく見つけた希望の新築一戸建てに無事住まえるよう、契約から支払いまでの流れをよく理解し、問題なく進められるようにしましょう。

事前審査に通ったのに本審査で落ちることも? 新築一戸建ての住宅ローン本審査のあれこれ

自分たちの希望に合う物件も見つかり、住宅ローンの事前審査も無事パスしたAさん家族は、早くも新生活の準備に余念がありません。購入する一戸建ては広さも間取りも今までの家と大きく違うため、家具や家電の買い換えも必要です。Aさんは、クレジットカードのボーナス一括払いを使おうかと検討しています。 しかしある日、友人から「あんまりクレジットカードで買い物していると、住宅ローンの本審査に落ちてしまうかもしれないよ」と言われてしまいました。住宅ローンの事前審査が通っていても、本審査で落ちることがあるというのは本当なのでしょうか。 住宅ローン事前審査に通って本審査で落ちる理由 住宅ローンには、事前審査と本審査があります。物件の売買契約締結前に行われる事前審査の目的は、「明らかに返済能力がないとみなされる人をふるいにかけること」です。そこでは、自己申告や書類に基づいて、借り入れ希望者の返済能力が一通り判断されることになります。 その事前審査をパスしたら、今度は本審査を受けます。これは融資実行を正式決定するための審査で、借り入れ希望者の返済能力がより細かくチェックされます。自己申告や書類の内容に虚偽がないかということもきちんと精査されますし、物件の担保価値も厳しく審査されます。 したがって、事前審査と本審査では、審査にかかる期間も必要となる書類も異なります。事前審査では必要書類は少なく、審査結果も1週間程度で通知されますが、本審査ではさまざまな書類が求められ、審査にも2週間ほどかかります。 ここで冒頭の「事前審査にパスしても本審査で落ちることがあるのか」という質問に戻ると、「そうなる可能性は高くありませんが、ゼロではありません」というのが結論です。 理由として多いのは、「事前審査のときと本審査のときで、大きく変わったことがある」というもの。たとえば、購入物件が変わった、住宅ローンの希望借り入れ額が大きく増えた、事前審査通過後に転職や借り入れが発生したといったケースが該当します。 そのほか、精査した結果、個人信用情報に問題が発覚したケースや、団体信用生命保険(団信)の加入が必須の住宅ローンで、健康上の問題から団信に加入できなかったケースなども、本審査で落とされる理由になります。 住宅ローンの審査はどこがするのか? 住宅ローンの融資をするのは、銀行などの金融機関です。住宅ローンの融資は何千万円といった高額になることが多く、万一返済が滞ればその損害は相当のものになります。金融機関は完済に至るまでの長い間、そのリスクを抱え続けることになるのです。 そこで、金融機関はこの貸し倒れリスクに対応して損害を最小限に食い止めるべく、保証会社を利用することがあります。ローンの返済が一定期間滞ると、保証会社は債務者に代わって住宅ローンの残債を金融機関に支払ってくれるのです。 この形態をとる住宅ローンの場合、住宅ローンの審査も保証会社が行うことになり、住宅ローンの借り入れに際しては「保証料」という料金を支払うことになります。 「フラット35」のように、保証会社を利用しない住宅ローンもあります。その場合は、審査は金融機関が直接行います。一般的に、こちらのタイプのほうが審査を通過しやすいとされています。 住宅ローン本審査で重要なポイント 住宅ローンの本審査を無事通過して借り入れを受けるために最も重要なポイントは、「借り入れた総額(返済する金額)」と「年収」とのバランスです。年収がどれほど多くても借り入れ総額が高額であれば返済しきれないことは起こり得ます。 住宅ローンを借り入れる場合、その返済負担を考慮すると、年収の7倍から8倍程度が限度額とされています。年間に返済すべき金額が年収の何割にあたるかを示す「返済負担率」は3割から4割程度が一定の基準とされますが、金融機関によってはさらに厳しくなることも。 こうしたことに影響を与える要素としては、「年収額」に加えて「住宅ローン以外の借り入れ額」や「頭金の額」などがあります。審査の通過確率を少しでも高めようと考えるならば、こうした点を考慮して資金計画を練ることが大切です。 おわりに 住宅ローンの審査というと、収入や勤続年数などをチェックされるということはわかっていても、それがどのぐらいなのかはよくわからず、なんとなくブラックボックスのように感じて怖がってしまうこともあるかもしれません。 しかし、審査でどういう点をチェックされるのかということがわかれば、具体的な対策もとりやすくなります。低金利時代の今は、住宅ローンを利用しやすい好機ともいえます。 せっかく見つけたいい物件を無事購入できるよう、住宅ローンについても計画的に考えて現実的に対処していくことが、マイホーム購入を現実にするためには有効です。

もうちょっと安くならないかな…新築一戸建ての失敗しない値引き交渉について教えます。

自分や家族の希望に合致する物件も見つかり、住宅ローンの事前審査も無事通過したAさん家族は、いよいよ物件の正式な売買契約へと進もうとしています。大きな買い物であるマイホームの購入、何十年かけて返済する住宅ローンの借り入れを目前に控え、Aさんは期待と緊張と不安が入り交じる日々を過ごしています。 「せめてもう少し安くなったらいいのに」と考えていたAさんは、ある日会社の同僚から「家の購入は値引き交渉ができる」という話を聞きました。新築一戸建ての値引きは、どのようにすれば可能になるのでしょうか。 値引き交渉できない時期もある! 新築一戸建ての購入は、不動産会社の仲介を受けて物件の契約を進めるケースと、分譲会社や売り主個人と直接交渉を進めているケースがあります。いずれの場合でも、新築一戸建てを購入するにあたって価格交渉をすることは可能です。 その場合、窓口となっている担当者に対して話をもちかけることになります。特に建売住宅の場合は、値引き交渉を前提として価格設定をしているといわれることもあり、値引き交渉をして得になることはあっても、損をすることは基本的にありません。 とはいえ、価格交渉に際しては節度を守ることが大切です。「値引きしてもらって当たり前」という態度ではうまくいく話も進まなくなりますし、これから建てる住宅であればできあがりに対して不安をはらむことにもつながりかねません。 なかでも重視したいのが、値引き交渉をもちかける時期です。時期を間違えると、値引きに応じてもらえないばかりか、契約違反となり違約金を請求される可能性すらあるのです。 数百万円得する? 値引き交渉に適した時期とは 値引き交渉の基本的な前提として、「価格交渉は売買契約の締結前に行う」という点をおさえておきましょう。締結する売買契約は基本的に“絶対”であって、契約締結後に価格を変えることはできません。 タイミングとしては、購入を正式に申し込む直前がベストです。購入希望者は、購入を前提とした気持ちをもち、「値引きしてもらえたら購入を決める」というトーンで交渉を申し入れてみましょう。その際、予算や事情などの具体的な理由があれば、合わせて伝えたほうが売り主の方も検討しやすくなります。 加えて、「値引き交渉に適した時期」もあります。その時期とは、売り主が「ほかに買い手が見つかりそうにない」「少しでも売り上げを立てたい」と考える時期で、言い換えると「売り主が値引きを決断しやすいタイミング」ということでもあります。 買い手数多という状況であれば、売り主は値引きしなくても買ってくれる買い手を選ぶでしょう。反対に、その住宅が“売れ残り”のような状態であれば、値引きしてでも売り切りたいと思うかもしれません。 売り主が法人の場合、決算期などの「締め」のタイミングには売り上げ目標をクリアする必要に迫られていることも。そういう時期に「値引きしてくれれば購入する」と交渉すれば、価格交渉のテーブルについてくれる可能性が増えます。 値引き交渉を成功させるポイント 値引き交渉をもちかけ、値引きしてもらうことに成功するためには、ほかにもおさえておきたいポイントがいくつかあります。 物件の購入にあたっては「値引きしてもらって安く買う」以外にも、「同じ価格でオプションをつけてもらう」「設備のグレードを上げてもらう」といったように、さまざまな“お得”を求めるケースが散見されます。 しかし、そうした交渉をあれもこれもともちかけるのは、売り主の心証を悪くしてしまいます。値引き交渉をするならば、要求は値引き一本に絞りましょう。 そのほかにも、値引きを成功させるためのテクニックとしてよく知られている「端数を値引きしてもらう」「現金決済の額を増やす」といったものは、住宅にも有効となることが少なくありません。 おわりに 高額な買い物であるマイホーム、特に新築一戸建ての購入では、値引きしてもらうことができれば数十万円から数百万円規模の減額になることもあります。それだけまとまった額となれば、その後の負担もかなり軽くなります。 とはいえ、売り主側も「できるだけ高く売りたい」という気持ちで大切な不動産を売りに出しています。軽い気持ちで値引き交渉に臨むのではなく、あくまで真剣に購入を考える気持ちをもち、売り主や仲介する会社に対して誠実に対応するようにしましょう。

希望の物件が決定! 新築一戸建ての住宅ローン事前審査、審査の流れについて教えます。

念願の新築一戸建てを購入すべく、情報収集から現地見学まで物件探しを進めてきたAさん家族。苦労の甲斐あって、とうとう希望する物件に出合うことができました。そうなれば、いよいよ購入を正式に申し込んで売買契約を……という流れに入っていきます。 そこで発生する重要なプロセスの一つが、住宅ローンの申し込みです。住宅ローンを借り入れるためには審査を通過する必要があるというのはAさんも知っていましたが、「まずは事前審査を受けることになります」と言われたAさんは「事前審査とは?」と疑問に思いました。住宅ローンの審査は、どのような流れで進むのでしょうか。 住宅ローンの事前審査とは何か? 多くの場合、新築一戸建ての購入に際しては、金融機関から住宅ローンを借り入れることになります。住宅ローンは大金を借り入れ長い時間をかけて返済していくものなので、金融機関はその返済能力を見極めて融資を決定します。これが住宅ローンの審査です。 新築一戸建ての購入資金の全額を自己資金で用意できることはほとんどなく、住宅ローンの借り入れが不可能となれば物件の売買も実現しないということになります。そこで、物件購入を申し込むタイミングで住宅ローンも申し込み、住宅ローンの借り入れが可能かどうかの事前審査を受けるというのが、一般的な流れになっています。 事前審査では、購入を希望する物件の価格や、ローンの借り入れ希望者の職業や収入状況などがチェックされ、大半の場合は1週間程度で審査結果が通知されます。事前審査を省略して本審査だけを受けるケースもありますし、事前審査をパスしても本審査も必ずパスできるとは限りません。 住宅ローンの事前審査に必要なものとは? 住宅ローンの事前審査は、本審査に比べると簡易的な審査ではありますが、購入物件の情報や購入希望者の収入などをチェックすることになるため、そのために必要な書類を提出することになります。詳細は金融機関によって異なりますが、基本的な必要書類は多くの場合で共通しています。 まずは、物件に関する資料として、売買契約書や設計図面、建築請負契約書などを用意します。次に必要となるのが、ローンの借り入れ希望者の収入を証明する書類です。会社員の方であれば源泉徴収票、自営業の方は確定申告書などを用意しましょう。 申し込みを行う際の本人確認書類として運転免許証や健康保険証などのコピーを求められるほか、印鑑が必要になることもあります。 事前審査が通らない理由とは? 住宅ローンの事前審査を受けた結果、残念ながら審査がNGとなってしまうこともあります。どのようなケースで事前審査が通らないことが考えられるのでしょうか。 まず、住宅ローンの審査で不利とされることが多いのは、契約社員や派遣社員といった非正規雇用の方や個人事業主の方のようなケースで、収入の安定性や金額に懸念があると見られてしまい、長期的に安定して返済する能力を不安視されることになります。 返済能力に対する不安という点では、すでに借り入れている自動車ローンや奨学金などの返済も考慮されます。住宅ローンを借り入れれば返済金額が増えることになりますので、その点を不安視されてしまうのです。 同様に重要視される要素としては、信用情報機関に登録されている滞納記録などもあります。クレジット会社や信販会社に対する支払いを滞納した経験があると、その記録が数年間信用情報機関に残っているため、それが問題視されることもあるのです。 おわりに 「家を買うには、住宅ローンを借りる」というのは理解していても、そのためにどういう手順を踏むか、審査を通過するために何が必要なのかといったことは意外と知らないことも。わからないことがあれば、不動産会社やファイナンシャルプランナーに相談してみるのもいいでしょう。 住宅ローンの審査に必要な書類はすぐにそろえられますが、問題となるのは審査を通過するために必要な要件。つまり、金融機関に、いかにして「この人には返済能力があるから問題なく融資できる」と思ってもらえるかどうかです。 Aさん家族のように以前から新築一戸建ての購入を考えているようなケースでは、転職やほかのローン借り入れなどを長期的に計画し、支払いの滞納などをなくすことが、住宅ローンの審査に与える悪影響を減らし、審査通過の可能性を上げることにつながるでしょう。

いよいよ見学! 新築一戸建ての見学の際にチェックしておきたい2つのポイント

人生に何度とない大きな買い物であるマイホームの購入を成功させるためには、物件の見学は重要なプロセスです。新築一戸建てを購入しようと物件を探してきたAさん家族も、希望に合いそうな物件がいくつか見つかり、いよいよ物件の見学に行くことになりました。 ところが、実際に見学に行ったAさんは、すてきな住宅に目を奪われ、どこをどのようにチェックしたらいいのかよくわからなくなってしまいました。新築一戸建て物件の見学では、主にどういうポイントをチェックすべきなのでしょうか。 希望を実現できる物件か見極める! 新築一戸建ての場合、これから建てる注文住宅のようなケースではまだ現物がないため、モデルハウスを見学するのが一般的です。対して、すでに完成している建売住宅では現物そのものをくまなく見学することができます。 いずれの場合でも物件見学にあたって最も重要なことは、「この家に住んだら、自分や家族が今の家に抱えている不満を解消し、『こうなったらいいな』という希望を叶えられるか?」という点を見極めることです。 見学にうかがった物件で、自分や家族が玄関から家に入って自分たちの部屋に向かうところ、あるいは部屋からリビング・ダイニングに集まる時間帯、キッチンやバスといった設備を使う姿、掃除をする場面などを思い浮かべてみましょう。 そのうえで、自分や家族が「こうありたい」と望む生活を実現できる家かどうか…。そういう視線で見学してみましょう。 チェックしたいポイントその1~地盤・高低差~ 加えて、物件について具体的にチェックしておきたいポイントが2つあります。1つ目は、その物件の地盤や高低差といった状況、そして災害に対する強さです。 近年は日本各地で大きな災害が発生していますが、マイホームを購入する際に特に気になるのが耐震性でしょう。2011年の東日本大震災発生以来、地盤の堅さや高低差、住宅の基礎などをきちんと確認する方が増えたといいます。 土地の地盤の強固さは、地震の影響の受けやすさだけでなく地盤沈下などの可能性を考慮するうえで重要なチェックポイントの一つです。その地域の地盤の状況や、地盤調査の結果などは入念に確認しておきましょう。 また、洪水やゲリラ豪雨による水害も多いなかでは、その地域の海抜や相対的な高低差もチェックしておきたい要素です。周辺に比べて低い場所にある住宅は、浸水被害のリスクが高いと考えられるからです。 チェックしたいポイントその2~暮らしやすさ~ 2つ目のチェックポイントは、「暮らしやすさ」に影響する要素全般です。生活の動線が阻害されず移動しやすいか、設備は使いやすい高さ・広さを備えているか、家族の荷物の収納は間に合いそうか、コンセントの位置は問題ないか……こうした要素の一つひとつが、生活の快適性に影響を与えます。 すでに完成している物件であれば、実際の日当たりや眺望、窓の位置や数といった開口部の状況も実際に確認できます。家の内外を開閉・移動してみて、不具合がないかどうか、快適に生活できるかどうかをイメージしてみましょう。 物件が建築中であった場合、工事中の様子を見学できるというのは大きなアドバンテージです。断熱材や柱の入れ方などを見ることもできますし、建築に関する詳しい知識がなくても、工事中の作業員や現場の様子から工事の姿勢を垣間見ることはできます。 家屋そのものだけでなく、外構もチェックしておきたいところ。道路や近隣からの視線がどのように入るのか、車庫へのアクセスは問題ないかといったことが、実際の見学をとおしてより具体的にイメージしやすくなります。 おわりに 物件見学は、ただなんとなく住宅を見ているだけでもあっという間に時間が経ってしまいます。けれど、家に帰ると「あれ、あの部分はどうだったっけ?」となってしまうことも。 反対に、漏れのないようすべてをチェックしようとがんばるあまり、時間が足りなくなってしまうこともあるかもしれません。納得のいくまで見学することは大切ですが、物件見学に無限に時間をかけられるわけではありません。 必要なところを漏れなく入念にチェックするためには、チェックすべきことをあらかじめ想定して、その準備を入念に行ったうえで当日に臨むことが大切です。物件見学には、筆記用具やコンパスなど、必要な持ち物も多くあります。そういう準備も忘れないようにしましょう。

最も重要なのは…新築一戸建て見学前に確認すべき周辺環境とポイントについて

念願のマイホームを購入しようと、新築一戸建ての物件探しを始めたAさん家族。ハウスメーカーにあたってみたり不動産会社から紹介を受けたりすると、デザイン性の高い住宅や設備のグレードが高い住宅など、どの物件もよさそうなものばかりです。どの物件を見学しようかと悩むAさんは、友人に相談してみることにしました。 すると、すでにマイホームを購入している友人は、「物件見学の前に、その物件の周辺環境はチェックした?」と聞いてきました。友人曰く、物件のスペックも大事だけど周辺環境もとても大切だというのです。それはどうしてなのでしょうか。 周辺環境が大切な理由 住宅の間取りやスペックは、快適な生活を送ることに大きく影響します。満足のいく条件をそなえた新築一戸建てに住まうことができれば、大きな満足を得ることができるでしょう。そのために、間取りにこだわり、設備を厳選する気持ちは大切です。 しかし、人の生活は家のなかだけでは完結しません。日々の通勤・通学では交通機関や自動車を使って会社や学校に通うことになります。食事や日用品をそろえるための買い物にも出かけますし、休日には外出して遊ぶこともあります。 そこで関わってくるのが、周辺環境です。どんなにきれいで快適な住宅でも、駅から非常に遠い場所であれば通勤・通学に不便です。商業施設が充実した地域であっても人通りや車通りが激しすぎるような場所では、落ち着いて住めないことも。 自宅には自分たちで好きに手を入れることができますが、周辺環境は自分たちでは変えることができません。それだけに、すでに存在する周辺環境の状況というのは、入念にチェックしておく必要があるのです。 一戸建ては立地条件も大事なのか? 一戸建ての場合、周辺環境と合わせて立地条件も重要な要素です。今は周囲にあるのが低層住宅ばかりで日当たりのいい家であっても、将来近隣に高層マンションが建設されてしまったら生活は一変してしまいます。 そのような可能性を確認するためには、都市計画法によって定められた「用途地域」の種別も確認しておきましょう。用途地域の種別は、その地域にどんな建物を建てられるかということを定めたものです。 たとえば、「第1種低層住居専用地域」とされた地域では10mまたは12mまでの高さの建物しか建てられないため、周辺に高層マンションが林立するようなことは考えにくいでしょう。一方で、「商業地域」とされている地域では、将来的には周辺に商業施設などのさまざまな建物が建ち並ぶ可能性も考えられます。 こうした用途地域は、住み心地だけでなく資産価値にも影響します。ライフスタイルの変化に伴って住宅を売却しようと考える場合に、その立地条件や周辺環境は資産価値を大きく左右します。 周辺環境チェックの際におさえておきたいポイント 交通機関や商業施設、病院などの利便性、学校・塾や公園の有無やファミリー層の多寡といった子育て環境、騒音や道路の交通量、においや治安といった地域環境……周辺環境のチェックで確認しておきたい項目は多岐にわたります。 そうした周辺環境のチェックは、極力多くの時間帯や曜日で行うようにしましょう。昼間は明るい道路も、夜には照明がなく薄暗い通りになるかもしれません。平日は静かなエリアも休日には住民や観光客で賑わい、騒音や渋滞が激しくなることもあるのです。 もう一つ重要なポイントは、「家族のライフスタイル」です。会社への通勤ひとつとっても、自動車通勤なのか電車通勤なのかによって必要なものは異なります。買い物も、平日の会社帰りに寄ることが多い家族と、週末にまとめ買いする家族では、行く商業施設が違ってきます。 小さいお子さんもいるAさん家族のようなケースでは特に、家族全員の具体的な生活を思い浮かべながら、その生活に必要なもの・不要なものという観点をもってチェックしていくことが大切です。 おわりに 物件探しとなると、どうしてもその住宅自体のスペックにばかり目がいきがちですが、周辺環境が生活にもたらす影響はとても大きいものがあります。いざとなれば引っ越せばいいといっても、住宅ローンの返済を抱えた状態での引っ越しはそう簡単ではないでしょう。 「ターミナル駅が近い」「近隣に商業施設や病院がある」といったプラスの要素はもちろん、「近隣に倉庫があって大型車の出入りが激しい」「夜間の通行に不安がある」といったマイナスの要素も、きちんとチェックしておくことが重要です。

新築一戸建て購入を夢見るAさん家族の物件探し! 成功する物件探しについて

Aさん家族は、ご夫婦とお子さん2人の4人家族です。「子どものためにも、いつかはマイホームを手に入れたい」と、新築一戸建ての購入を夫婦で長年夢見てきました。いよいよその購入に向けて、実際に物件探しを始めようと考えています。 当初は、賃貸物件を探すときと同じように不動産会社に行って物件探しをしようと考えていたAさん夫婦でしたが、新築一戸建ての場合は不動産会社が取り扱えない物件も多く、不動産会社以外にも物件探しの選択肢があるとわかりました。では、物件探しはどのように始めればいいのでしょうか。 理想のマイホーム探し・価格交渉ならスターフォレストにおまかせ 完全無料でご相談可能ご希望の物件を紹介します Aさん家族に合っているのは本当に一戸建てなのか? 一言でマイホームといっても、新築の住宅を購入するのか中古の住宅にするのか、一戸建てかマンションか、新築一戸建てだとして注文住宅か建売住宅かといったように、選択肢は非常に多くあります。 今回Aさん家族が考えているのは、新築一戸建ての購入。夫婦で「せっかく買うなら新築の一戸建てがいい」と夢見てきたこと、お子さんがまだ小さくこれからの子育てのためには戸建てが必要だと考えたことが、その理由です。 しかし、Aさん家族にとって、本当に新築一戸建てが最善の選択肢なのでしょうか? そうした理想を思い描くのは大切なことですが、新築一戸建てにもデメリットがありますし、中古の戸建て住宅やマンションにもメリットはあります。 物件探しをする前に、まずはこの点をきちんと整理しておく必要があるでしょう。 物件探しで重要なのは情報収集! 数多くの物件情報を集めるだけ集めてもどれがいい物件なのか決めきれない、反対に、候補となる物件が少なくそのなかで決められない、ということもあるでしょう。いいと思える物件探しのために必要になるのが、情報です。 不動産の購入に大きな影響を与える要素が価格ですが、自分たちが購入しようとしている物件の相場観をつかんでおかないと、その売買価格が割高なのか安価なのかを判断することもできず、場合によっては割高な物件をつかまされてしまうことも。 物件探しにあたっては、購入する地域や立地条件をある程度絞り込んで臨む方が多いと思います。その土地の地価の推移予測は購入する物件の資産価値に影響を及ぼしますし、地盤の状況を調べておけば災害のリスクがわかります。 物件探しを成功に導くためには、こうした不動産に関する知識や情報をひと通り収集して理解しておくことがとても大切なのです。 物件の良し悪しの判断ポイントとは? 物件探しが本格化すると、多くの候補物件のなかから「いい物件」を絞り込んでいくことになります。ここで「いい物件」を見つけるにあたっては、2つの意味の「良し悪し」を考える必要があります。 1つ目は、物件としての質がきちんと保たれ、将来にわたって安心して暮らせる家であるという「よさ」です。木造住宅であれば雨漏りや湿気対策は必須です。水回りは住宅のなかでも使用場面もトラブルも多いところですので、使い勝手のよさと劣化の防止が必要です。 2つ目の「よさ」は、その住宅が自分たちのニーズに合致する条件をそなえ、自分たちが実現したいライフスタイルの希望を叶える家であるかどうかということです。 たとえば、いくら好立地の土地であっても、家族の生活圏とリンクしていない地域では便のよさを最大限に生かすことができません。その家に子どもが住むのかシニアが住むのかによっても、必要な設備は異なります。 デザイン性にすぐれ最新設備が整った暮らしやすい家であっても、自分たちの予算をはるかに超える価格で無理して購入してしまっては、その後の生活が成り立たなくなるでしょう。この2つの「よさ」を満たすことが、購入する住宅には求められるのです。 おわりに Aさん家族のように、長年の夢を叶えるマイホームの購入となると、「新築一戸建てが夢だったから」といったように強い思いが先行しやすいものです。その新築一戸建てという理想が、現実的にも最適の選択肢であればいいのですが、そうでない場合は検討が必要なことも。 新築一戸建てを購入すると決めたら、不動産取引に関する知識や狙うスペックの住宅に関する最新情報などを収集しましょう。この情報収集が、物件探しの成功を大きく左右します。 そうして探した物件の良し悪しは、住宅自体の質のよさだけでなく、Aさん家族のライフスタイルやニーズに合致しているかという面からも考える必要があります。 こうして段階を踏んで物件探しを進めていくことで、「いい物件」が見つかりやすくなるでしょう。

成功する新築一戸建て購入のための不動産屋探しをお伝えします!

ご夫婦とお子さん2人でお住まいのAさん家族。いよいよ念願のマイホーム購入に向けて、本格的に検討を始めることになりました。Aさんは、「子育てのこともあるし、せっかくマイホームを買うなら、新築一戸建てがいい!」と考えています。 そのためにまずAさんが考えたのが、不動産会社を探すことです。しかし周囲の意見は、「不動産屋なんてどこも同じ」「不動産屋選びはすごく大切だよ」「新築一戸建てを買うなら、不動産屋は必要ない」とさまざまです。新築一戸建ての購入を成功させるためには、不動産屋探しをどのように考えればいいのでしょうか。 理想のマイホーム探し・価格交渉ならスターフォレストにおまかせ 完全無料でご相談可能ご希望の物件を紹介します まずは不動産会社の仕組みを知る! 家を探す方がよく口にする「不動産屋さん」とは、「不動産会社」のことを指します。日本全国には数多くの不動産会社があり、その形態は実にさまざまです。その形態の違いの一つに挙げられるのが、「不動産会社が主に行っている業務」です。 賃貸物件を契約するときにお世話になることが多いのは、「不動産賃貸業(賃貸斡旋)」をメインで営む不動産会社です。自社が所有する住居や駐車場などを貸しに出して賃料収入を得たり、賃貸を斡旋して仲介手数料を得たりします。 「不動産管理業」を主な業務とする不動産会社では、賃貸物件や分譲マンションなどの管理業務を請け負い、住居の修繕や賃料管理、退去時の手続き対応などをオーナーに代わって行います。その対価をオーナーから受け取ることで主な収入源としています。 新築一戸建てを購入する際には、「不動産取引業」を営む不動産会社を探すことになります。この業態の不動産会社は、住居や土地といった不動産の売買契約を仲介することで仲介手数料を得ることが多く、不動産会社自身が所有する不動産を売買することもあります。 不動産会社は何をしてくれるのか? 家を購入しようとする方が不動産会社から受けられるサポートとして大きい要素が、物件探しでしょう。購入希望者の希望に合う物件を検索するところから、物件の立地や仕様といった詳しい情報のとりまとめ、物件見学の対応まで、多岐にわたるアシストが得られます。 新築一戸建てを購入するには売買契約を締結することになりますが、購入希望者は不動産取引や契約に詳しくないことがほとんどです。そうした状況において、購入希望者が不安や不備を感じることのないようなサポートも、不動産会社に期待できるポイントです。 家を購入するとなれば登記などの手続きも必要ですし、住宅ローンをはじめとする融資の借り入れも含めた資金調達もしなければなりません。不動産会社には司法書士や税理士、金融機関などとのつながりがあり、会社自体が不動産取引のノウハウを豊富に蓄積していますから、安心して頼ることができます。 不動産会社が取り扱う物件種別について ただし、新築一戸建てを買うには不動産会社に行けばいいかというと、必ずしもそうとは限りません。なぜなら、「物件の取引形態」によっては、不動産会社では扱っていないものもあるからです。 住宅や土地などの不動産は、所有者である「売主」が売りに出すことから始まりますが、最終的に売却を完了させるまでには、物件の購入者となる「買主」を探すことから契約などの諸対応まで、非常に多くのタスクがあります。 そこで、売主と買主の間に不動産会社などに入ってもらい、売却に関する対応や契約を進めるのが「仲介(媒介)物件」です。仲介物件は、日本全国の不動産会社が物件情報を共有する「レインズ」システムに登録され、どの不動産会社でも扱えるようになります。 一方で、新築一戸建ての場合はハウスメーカーや工務店などが「売主」となることが多く、自社でチラシをつくるなどして物件の購入者となる「買主」を自ら探し、直接契約までこぎつけることも珍しくありません。これは「売主物件」と呼ばれます。 売主物件の場合、不動産会社は仲介することができないため、不動産会社に行っても紹介を受けることができません。購入を希望する場合は、売主に直接連絡することになります。 おわりに 住宅の購入には、ハウスメーカーや工務店、建築士や不動産会社など、さまざまな会社が関わることになります。物件の選択肢を広げるには不動産会社に頼んでおけばいいとはいかず、そのときそのときで必要な会社にアクセスしなければなりません。 自分や家族が希望するようなマイホームを購入したいと思ったら、まずは不動産の取引形態や物件種別についてひと通り理解し、そのうえでどのように物件を探すかを考えるのが大切です。Aさん家族の場合も、不動産会社を探すのは、それからでも遅くはないでしょう。

横浜市青葉区の住みやすさと評判、相場・スポット:ベッドタウンとして人気のファミリー層向けのエリア

横浜市青葉区はこんな街 横浜市青葉区は、東側には東急田園都市線と東名高速道路、国道246号が沿うように走り、西側には東急こどもの国線が走っています。区の北西側は東京都町田市と神奈川県川崎市麻生区と接する境界線となっています。 区の中心を南北に流れる鶴見川沿いには横浜市内でもめずらしい平らな農業用地が広がっており、「浜なし」ブランドの梨は有名です。それ以外のエリアは丘陵地帯がほとんど。そして、多くの地域が住宅地として開発されています。 横浜市青葉区の住みやすさポイント 横浜市青葉区を通っている鉄道は、東急田園都市線・こどもの国線、横浜市営地下鉄ブルーラインの2社3路線です。二子玉川駅や品川駅に向かう東急田園都市線は東京メトロ半蔵門線直通で、東京都心へのアクセスも良好。 横浜市営地下鉄を使えば、横浜駅方面へスムーズにアクセスできます。そうした交通の利便性が、ベッドタウンとしての青葉区の住みやすさを支えています。また、青葉区の特徴として、自然が豊かで環境がいいこと、街並みが美しく自然と調和しているという点が挙げられます。 前述したような川や丘陵地に加え、公園も230か所とその多さは市内で最多です。四季折々の景色や、自然を生かしたイベントなどを楽しむことができます。子育て世代にとってうれしいのは、青葉区には子育てしやすい環境が整備されているということ。 青葉区地域子育て支援拠点「ラフール」を中心にさまざまな子育て支援の施策が打ち出されていますし、「アートフォーラムあざみ野」は親子で楽しめる施設として好評です。子育て中のママさんライター数十人と一緒に地域密着型の情報を発信するNPO法人森ノオトが活動しているのも、横浜市青葉区です。 横浜市青葉区の評判 横浜市青葉区に住む方の評判を聞くと、典型的な住宅街で静かに暮らすことができる点や、自然が豊かでほっとするような地域でありながら、おしゃれなカフェなどのお店も多く、スーパーの食材も質の高いものが多いといった点をいいところとして挙げる声が聞かれました。 一方で、気になる点として多く挙げられるのが、東急田園都市線の混雑です。沿線の開発で人口が増加していることも相まって、その混雑は年を追うごとにつらくなっており、電車の遅延も日常茶飯事です。 また、東急百貨店やたまプラーザテラスなどの商業施設をはじめとして高級志向のスーパーが多いのは喜ぶ方も多い反面、全体的に物価が高く感じられると、デメリットとして挙げられることも。 横浜市青葉区は落ち着いた住環境を求める方におすすめ 横浜市青葉区の家賃相場は、ワンルームで6.55万円、1DKで7.38万円、1LDKで9.99万円(LIFULL HOME’Sのデータより、2017年10月13日時点)と、物価だけでなく家賃相場も少し高めといえるでしょう。 なかでも、人気のたまプラーザ駅やあざみ野駅周辺では、家賃はさらに高額になります。しかし、多少お金をかけてでも落ち着いた街で暮らしたいと考える方にとっては、横浜市青葉区はうってつけのエリアです。 冒頭で述べたように長寿の街としても知られる青葉区は、「高齢期を迎えた方々も元気に活躍する“アクティブシニア”の街」としての面も掲げています。すでにリタイアして電車通勤もなく、余裕のある生活を過ごしている方にとってはより過ごしやすい街と感じられそうです。 横浜市青葉区の中古マンション相場 横浜市青葉区には、横浜市営地下鉄ブルーライン、東急田園都市線・こどもの国線の2社3路線が乗り入れています。東急田園都市線では二子玉川駅や三軒茶屋駅へアクセスできるほか、東京メトロ半蔵門線直通で東京都心へのアクセスも良好です。また、区の東側には東名高速道路や国道246号が走っており、交通の便のいいエリアです。 横浜市青葉区の中古マンションの価格相場は、全体で3614.92万円、1R~1Kの物件で865万円、1DK~2DKの物件で1953.39万円、2LDK~3DKの物件で3285.04万円、3LDK~4DKの物件で3681.21万円、4LDK以上の物件で4652.05万円です(不動産情報サイト「アットホーム」横浜市青葉区の価格相場から中古マンションの物件を探す【アットホーム】|マンション購入の情報のデータより、2017年12月15日時点)。 横浜市青葉区のショッピングスポット 横浜市青葉区には、人気の高い高級志向の商業施設が多くあるのも特徴です。青葉台東急スクエアは東急田園都市線・青葉台駅に隣接するショッピングセンターで、ファッションから食料品までバラエティ豊かな店舗がそろっています。雑貨店も充実しており、人気の無印良品はデリ・カフェのCafé&Meal MUJIもあります。 たまプラーザ駅には、駅を出てすぐのところに、東急百貨店たまプラーザ店とたまプラーザテラスがたち並びます。百貨店である東急百貨店には、化粧品カウンターも多く入っており、デパ地下グルメも楽しめます。たまプラーザテラスは駅直結の複合商業施設で、さまざまなジャンルから選りすぐりの店舗が軒を連ねています。四季折々のイベントや催事も多く開催されています。 横浜市青葉区周辺の休日を過ごせるスポット 横浜市立の文化施設である横浜市民ギャラリーあざみ野は、展示室やアトリエがあり、多様なジャンルの展示が日々行われているほか、多彩なアトリエ講座やコンサートなどが開催されています。横浜市民ギャラリーあざみ野は「さまざまな人に開かれたギャラリー」を掲げ、バリアフリー設備が充実。オムツ換えシートや授乳室なども完備されており、小さな子どもも一緒に文化的な休日を楽しみやすい施設です。 お風呂でゆったりとした休日を楽しみたいという方には、すすき野「湯けむりの里」がおすすめ。すすき野「湯けむりの里」はには、15種類にもなるお風呂があり、全国各地の名湯を堪能できる露天岩風呂からジェットバス、高濃度炭酸泉まで、体調に応じてお風呂を選ぶことができます。手もみやエステといったリラクゼーションやキッズコーナーもあるので、ファミリー層にも人気です。 横浜市青葉区周辺の大きな公園 美しい街並みが自然と調和している横浜市青葉区には公園も多く、その数も230か所と市内最多を誇ります。横浜市青葉区と東京都町田市にまたがるこどもの国は有名で、丘陵の自然を生かした広大な遊び場には、たくさんの遊具やアスレチックに、牧場や動物園、プールなどの施設が満載です。子どもからの人気は高く、さまざまなところから訪れる方でにぎわいを見せています。 寺家ふるさと村も、昔ながらの田園風景が色濃く残り、水田と雑木林が美しい景観を織りなしています。春には桜と新緑、夏は水田の緑の絨毯、秋には稲穂や紅葉、冬は木枯らしと、四季折々の景色や変化を楽しむことができます。加えて、市内では数少ないホタルを見られる場所であるのもうれしいところ。 おわりに 東京へ通勤・通学する家族のベッドタウンとして落ち着いた住環境がほしい、お母さんと子どもが一緒に充実した日々を過ごせるところに住みたい、高齢期を迎えても元気に暮らしたい――そうした方々にとって、横浜市青葉区はうってつけのエリアといえます。美しい街並みに豊かな自然、おしゃれな商業施設にカルチャースポットなど、さまざまな要素をバランスよくそろえる横浜市青葉区では、品のある楽しみにあふれた生活を送ることができるでしょう。

横須賀市の住みやすさと評判、相場・スポット:海も山も近くにある、のんびりとした雰囲気が魅力のエリア

横須賀市はこんな街 横須賀といえば有名なのが、幕末のアメリカ海軍・ペリー来航や、戦後置かれた米軍基地の存在でしょう。関連して海上自衛隊の基地もあり、潜水艦や艦隊が停泊しているのもよく見られるなど、いわば「海軍の街」として独自の文化と雰囲気を形成してきました。 しかし、横須賀の特徴はそればかりではありません。昔ながらの店舗がたち並ぶ商店街、静かで穏やかな住宅街、美しいバラが咲く公園など、横須賀にはいろいろな顔があります。 交通機関としては、品川駅から浦賀駅・三崎口駅間を結ぶ京浜急行線と、横浜駅や大船駅を通って久里浜駅まで走るJR横須賀線が乗り入れており、市内を含めた三浦半島全域を京急バスがカバーしています。 その立地から東京都心へのアクセスがあまりよくなさそうなイメージがありますが、横須賀中央駅から品川駅までは約45分、横浜駅までなら30分かからずにアクセス可能です。 横須賀市の住みやすさポイント 横須賀の中心といえる横須賀中央から汐入にかけてのエリアには数々の商業施設やどぶ板通り、横須賀芸術劇場などがあり、日々にぎわいを見せています。加えて、人の流れが途絶えないのが三笠ビル商店街。 横須賀には昔ながらの商店街が各地にありますが、三笠ビル商店街にも青果店や鮮魚店、飲食店などがたち並んで活況を呈しています。そうした利便性と合わせて、横須賀には海も山も豊か。 東京湾に面する東側の海岸と、相模湾に面し夏は海水浴客でにぎわう西側の海岸は、同じ海岸でも異なり魅力があり、東側には東京湾唯一の自然島である猿島を擁し、西側の漁港では朝市での買い物も。 衣笠山や大楠山といったエリアや三浦アルプスと呼ばれるコースでは、気軽なハイキングも楽しめます。気候は平穏で温暖。東京や横浜で雪がふるような日でも横須賀では雨ですむといったことも多く、過ごしやすい気候といえるでしょう。 そうした性質もあってか、街の雰囲気は全体的にのんびりしています。そうしたポイントが、横須賀市が住みやすいと評価される点です。 横須賀市の評判 横須賀市のイメージとして不安視されるのは、米軍基地の影響でしょう。しかし、街の雰囲気は驚くほど穏やかなもので、横須賀市の犯罪発生件数は神奈川県内でも比較的少ない部類に入ります。 厚木基地周辺の騒音は有名ですが、そうした心配もありません。熱帯的な暑さや豪雪などの激しい気候に悩むこともなく、リラックスして過ごしやすいエリアというのが、実際に住んだ方から聞かれる評価です。 一方で困りがちなのが、坂が多いこと。広い平地が少ない立地で、電動ではない自転車を使うのが難しいといった地域も散見されます。仕事で疲れて帰ってきて坂を登るのはつらいといった意見も聞かれました。 また、海にほど近い地域では、海風の影響で設備がいたみがちといった声もありました。 横須賀市はのんびりと過ごしたい方におすすめ 横須賀には、東京都心や横浜駅周辺のような便利さやにぎやかさはないかもしれませんが、海と山に囲まれた独特の空気感のなかで、お子さんからお年寄りまでのんびり過ごすことができるエリアです。 都会のあわただしさや人混みの喧騒から離れて静かにのんびり暮らしたいという方にはマッチしているでしょう。物件のバラエティが豊かなのは、横須賀中央から小川町、平成町に至る海沿いの平地です。平成町には大きな商業施設ができたり市の主要施設が移転したりと、横須賀中央エリアに負けず劣らずの利便性があります。 横須賀市の中古マンション相場 横須賀市には京浜急行線とJR横須賀線が乗り入れており、東京・品川駅から市の中心エリアである横須賀中央駅までは京浜急行でおよそ45分。横浜駅から横須賀中央駅からは30分弱という距離です。そのため、通勤・通学や買い物などにもそれほど困ることはありません。周りを海に囲まれ、いわば「海軍の街」として独自の雰囲気が形成されてきた横須賀市ですが、街の雰囲気は穏やかで、山の楽しみから海の幸までさまざまな自然も満喫できます。 横須賀市の中古マンションの価格相場は、全体で1730.26万円、1R~1Kの物件で598.43万円、1DK~2DKの物件で1131.79万円、2LDK~3DKの物件で1676.21万円、3LDK~4DKの物件で1834.53万円、4LDK以上の物件で2284.37万円です(不動産情報サイト「アットホーム」横須賀市の価格相場から中古マンションの物件を探す【アットホーム】|マンション購入の情報のデータより、2017年12月8日時点)。 横須賀市のショッピングスポット 横須賀市の中心的存在である横須賀中央エリアには、大通りから裏通りまで数多くの商店や飲食店がたち並び、お隣の汐入エリアにかけてショッピングスポットが点在しています。大きなショッピングモールといえば、京急横須賀中央駅からすぐの横須賀モアーズシティや、京急汐入駅から徒歩3分のショッパーズプラザ横須賀でしょう。 JRと京浜急行が乗り入れる久里浜エリアには、ファッションから食材までそろうショッピングモールのウィング久里浜があります。生活の買い物をするなら、横須賀中央のメインストリートにあるリヴィンよこすか店が年中無休・24時間営業で便利です。汐入駅からほど近いどぶ板通り商店街は、日本とアメリカの雰囲気が融合した独特の商店街で、スカジャンからネイビーバーガーまでバラエティ豊かな品揃えです。 横須賀市周辺の休日を過ごせるスポット 三浦半島の東端には、映画「ゴジラ」でゴジラの日本上陸地点として知られる観音崎があります。この付近は県立観音崎公園として整備されていますが、この園内にある横須賀美術館は多彩な企画展を開催するほか、海を眺めることのできる絶景美術館としても有名です。観音崎エリアには、海洋関係の資料や観音崎の植物などが展示されている観音崎自然博物館もあります。 ゆったりした休日を過ごしたいなら、ヴェルニー公園や三笠公園がおすすめです。いずれも海沿いの公園で、ヴェルニー公園はJR横須賀駅から徒歩1分。フランス庭園様式を採用した公園で、およそ1400株のバラが植えられています。横須賀中央駅から徒歩約15分の三笠公園は横須賀を代表する公園で、世界三大記念艦の一つである「三笠」が保存されています。 横須賀市周辺の大きな公園 横須賀市には、そのほかにもいろいろな公園があります。長井海の手公園・ソレイユの丘は、自然や動物とふれあうことのできる体験型の市営公園です。広大な太平洋の景観を眺められる露天風呂などの温浴施設も備え、休日には多くの方が訪れる人気スポットです。 その名のとおり目の前に海が広がるうみかぜ公園では、海を見ながらバーベキューをしたり、スケートボードや3 on 3などのスポーツで汗を流すこともできます。花をテーマにした公園である「くりはま花の国」では、春にはポピー、初夏にはラベンダー、秋にはコスモスが見事な花を咲かせます。 おわりに 海と山に囲まれた横須賀市は、都会のような利便性やにぎやかさは少ない代わりに、喧騒から離れて静かにのんびりと過ごしやすいエリアです。地元の野菜や海の幸を購入できる朝市なども各地で開催され、自然の近くでの暮らしを満喫できるでしょう。